パワーリザーブ8日間!グランドセイコーが新作を発表

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日本の高級腕時計ブランド「グランドセイコー」の新作が発表された。美しい18Kピンクゴールド製ケースをもつこの時計は、ぜんまい駆動で最大8日間のパワーリザーブを実現しているのだ。

1960年に創業したグランドセイコーは、高い時間精度、見やすさ、使いやすさ、耐久性といった腕時計の本質を高い次元で追求・実現し続けてきた日本のブランド。「メカニカル」、「クオーツ」に加え、動力ゼンマイ(香箱)が歯車を回転させる力を利用して電気を発電し、その電気を使ってクオーツ回路を動かして、歯車の回転速度をコントロールするハイブリッド機構「スプリングドライブ」を発明したことは大きな話題を呼んだ。

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今回発表された新作も、スプリングドライブを採用したコレクションのひとつである。しかし、通常のスプリングドライブには香箱が1つ配置されているのに対し、この時計に搭載されている「キャリバー9R01」には3つの香箱が備わっている。3つの動力ゼンマイを直列に配置することで、約192時間という、今までの2.5倍以上にもなるパワーリザーブを実現した。

直径43㎜の18Kピンクゴールド製ケースは、数トンの圧力をかける冷間鍛造で密度を高めながら形成された後、特別なザラツ研磨による仕上げが施されている。ザラツ研磨とは、平面とシャープなエッジを両立する、熟練の職人による高度な技術を要する手法である。深みのある漆黒に塗装されたダイヤルには、満天の星空を彷彿とさせるゴールドの粒子。多面カットされた太い針がグランドセイコーの象徴だ。

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本作「9Rスプリングドライブ8Days」型式「SBGD202」は、長野県塩尻市にある複雑時計や最高級品を手がける「マイクロアーティスト工房」の職人により、ひとつひとつが丁寧に手作りされる。メーカー希望小売価格は税別440万円で、2017年8月11日(金)から販売される。詳細はグランドセイコー公式ページよりご確認いただきたい。

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