Classic Japan Rally 2018 R134 Spring~海沿いの道を駆け抜ける~

去る3月17日に1DAYイベントの『Classic Japan Rally 2018 R134 Spring』が開催された。

イベント名からも分かるように、走行ルートとして設定されたのは春の訪れを感じる国道134号線。1919年~1973年までに生産された76台のクラシックカーがゼッケンナンバー01番の1926年製ベントレー スタンダード 3リッターを先頭に三笠公園をスタートし、ゴール地点であり表彰式の会場にもなったリビエラ逗子マリーナを目指した。

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こうしたクラシックカーラリーはルートマップ上のチェックポイント認証による公道走行(スタンプシート)と100分の1秒で計測する基準タイム走行(PC競技)で順位をつけている。ラリーといっても速く走った者が勝者になるというのではなく、いかに正確に車を操ることができるか、ということを競っているのだ。

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また『Classic Japan Rally』は、クラシックカーを歴史的に重要な文化遺産として捉え、次世代を担う子どもたちにその魅力(車両の美しさやエンジン音だけでなく、完調を維持するために必要な匠の技術や日本の技術を支えてきた職人への敬意なども含む)を伝えること、開催場所となる横須賀市/葉山町/逗子市/鎌倉市のさらなる地域活性化を主な目的としている。

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そのような経緯もあって、初開催であった前年度と同じようにスタート前のセレモニーでは、横須賀市で生まれた衆議院議員の小泉進次郎氏が挨拶し、クラシックカーの愛好家として有名なタレントの堺正章さんも参加した。

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今回のトピックは何と言ってもスペシャルなルート設定と沿道の観客の多さで走っているほうも存分に楽しむことができた。まず三笠公園を出発したエントラントは、米軍横須賀基地内を走行し、海上自衛隊 横須賀基地総監部の敷地内にてpc競技(以下pc)1~3を実施した。

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その後、ドブ板通り商店街(スタンプポイント)で大勢の観客たちと交流し、ソレイユの丘でPC4~14を行った。同施設でのランチ後、再びソレイユの丘の外周路を使ったPC15~25を実施し、陸上自衛隊武山駐屯地(スタンプポイント)でPC26~28、電力中央研究所でPC29~35を行った。

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すべてのPC競技を行ったエントラントは、ルートマップに沿って、葉山元町商店街、葉山町役場(スタンプポイント)、逗子海岸、若宮大路を走り、ゴール地点のリビエラ逗子マリーナまで愛車を走らせた。マリーナでは奥山清行さんがデザインしたヤンマーX39がエントラントを出迎えた。

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筆者も愛車の1974年式アルファロメオ GT1600 ジュニアで参加したが、非常に楽しい1日を過ごすことができた。特に印象的だったのは陸所自衛隊 武山駐屯地で高等工科学校の生徒たちとハイタッチできたことだ。次回は6月2日~3日の2日間にわたって開催される『Classic Japan Rally 2018 in HAKONE』。またこの水色のアルファロメオでお邪魔したいと思う。

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文&写真:高桑秀典

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