フルモデルチェンジの新型Gクラス試乗

メルセデス・ベンツの『Gクラス』が、ついにフルモデルチェンジとなった。

 unnamed.jpg(左)ダイムラー社 商品企画責任者 ミヒャエル・ベルンハルト氏  
(右)メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO  上野金太郎氏

Gクラスは1979年にデビューしてから基本的なスタイリングやボディ構造を変えずに、パワーユニットや装備系を改良しながら約40年間もの長きに渡って作り続けられてきたロングセラーである。新型は一見大きな変更を感じ取ることができないが、最も大きなポイントは、ラダーフレームを刷新したことである。構造は従来同様ラダーフレームであるが、強度や剛性、安全性を確実に向上させていいる。サスペンションもメルセデスAMG社と共同で新らしく開発されたもので、フロントはダブルウィッシュボーン独立懸架、リアはリジッドアクスルとなった。ボディサイズは全長4817mm(+53mm)、全幅1931mm(+64mm)※欧州参考値 となり若干大型化されている。

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イメージとして最も大きな変更はインテリアだ。12.3インチの高精細ワイドディスプレイが備わるワイドスクリーンコクピットを採用したことで、とても未来的な印象になっている。室内スペースは全席ともに広くなり、特に後席についてはレッグルームが150mmも大きくなっている。

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12.3インチのモニターを2つ並べ、最新メルセデスの乗用車と同じ文法でまとめたインテリア800_amgline.jpg

グレードは左ハンドルのみの G550とメルセデスAMG G63のふたつ。エンジンはG550に気筒休止システムを採用した最高出力422ps(310kW)、最大トルク610Nmを発揮する 4.0リットルV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M176」を、またメルセデスAMG G63には、最高出力585ps(430kW)、最大トルク850Nmを発揮するAMG 4.0リットルV8直噴ツインターボエンジンが搭載される。

車間距離を適切に維持するとともに渋滞追従機能を備えたアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックなど 安全運転支援システムも充実。価格はG550が1562万円、メルセデスAMG G63 が2035万円となる。なお、しばらくは従来型Gクラスも継続して販売される。 納車は2018年8月下旬以降を予定。

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(左)新型 (右)従来型

メルセデス・ベンツ新型Gクラス

エンジン仕様 4.0リットルV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M176」
最大トルク  610Nm/2250-4750rpm
最大出力   310kW(422ps)/5250-5500rpm
駆動方式   新型9段AT
ボディサイズ 4817mm×1931mm
本体価格   G550(左ハンドルのみ)が1562万円
       メルセデスAMG G63(左 / 右ハンドル) が2035万円

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