イタリアの「AZIMUT」が贈るスーパーヨットライン「AZIMUT Grande Collection」。直線と曲線の美しい融合から生まれたイタリアンデザインの至宝。海の上の"Executive"と呼ぶにふさわしい。

たとえばポルトフィーノ、たとえばフォートローダーデール......地中海やフロリダが似合うスーパーヨットたち。 80フィート、100フィートを優に越す規模を誇るその姿は、 まるで海に浮かぶ邸宅のよう。ラグジュアリーなサロンやステートルームで寛ぐひとときは、日常を忘れる別次元の世界。そんな世界へ誘うイタリア生まれのスーパーヨットを紹介しよう。

「AZIMUT」はイタリアを代表するボートビルダーのひとつだ。これまでに日本へも数多くのモデルが輸入されてきた人気のブランドである。特にそのデザインは秀逸。エクステリアのフォルムはまさに優美そのもので、常に時代の先端を行くイタリアンデザインを体現するメーカーだ。

かつてはまるでホイップクリームのようなエクステリアの曲線美に驚かされたが、近年は直線を多用したシャープな、それでいてイタリア的な美しいフォルムのモデルが目立つ。

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エクステリア&コンセプトとインテリアにそれぞれ別のデザイナーを立てるのもイタリアそして「AZIMUT」ならではだ。同社は、職人たちの手によって作り上げられる高いクオリティーと、さまざまな最先端技術を投入した革新的なクオリティーコントロールにより高いレベルの量産技術を誇っている。

2016年に発表された「Grande Collection」は従来と一線を画すスーパーヨット(大型艇)のラインナップである。 現在はフラッグシップ「35METRI」を筆頭に「30METRI」、「27METRI」がラインナップ。「32METRI」と「25METRI」というモデルも2018年9月のCannes Yachting Festival でデビューするという。最新の「27METRI」は船首を断ち切ったような独特の形状で、近年のヨーロピアンボートデザインの潮流をリードしている。

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艇体には軽量なカーボンファイバーを採用、パワートレインにはMAN-V12(1,900 馬力)エンジンを2基搭載、27mクラスの艇体ながらプレーニング(滑走)し、マックス27ノット、巡航24ノットをマークする。革新的な電子制御式パワーステアリングシス テムを採用しているため、驚くほど軽快な操舵が可能だ。

船内はロアーデッキ、メインデッキ、フライブリッジの三層。ロアーデッキには4室(オプションで5室)のステート ルームが配置される。それぞれの部屋に独立したパウダールーム&トイレとシャワールームが備わる。最後尾にはテンダー(上陸用の小型艇)も格納されている。メインデッキには船首寄りにマスターステートルーム。艇体の幅いっぱい(フルビーム)のスペースを使ったスイートルームだ。

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サロンやステートルームは驚くほど広々としており、まるでラグジュアリーホテルのようだ。フルサー ビスが可能なメインギャレー(キッチン)、BBQまでできるフライブリッジ、ジャグジーまで揃い、パー ティ、ナイトステイからクルーズまで充実した時間を過ごせるだろう。

ギ ャレー(キッチン)と広大なメインサロンもこのデッキに。 ギャレーの直上、中2階の位置に操舵室。フライブリッジはラグジュアリーなオープンスペース。このフロアにもヘルムステーションが設けられている。近年は80フィートを越すスーパーヨットを日本でも頻繁に目にするようになってきた。

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「AZIMUT」の「Grande Collection」は27m、30m、35mの3モデルが揃うスーパーヨットライン。 直線と曲線を美しく融合させたエクステリアは「AZIMUT」の新たなアイデンティティーだ。モダンで 卓越したイタリアンデザインが光る。

オンデッキでパーティを愉しんだり、マリーナでナイトステイを楽しんだり、ロングディスタンスのクルージングに出掛けたり、スーパーヨッ トであれば、まったく別次元の海での遊びが実現する。ス ーパーヨット「AZIMUT Grande Collection」で日本のマ リンライフは大きく様変わりする。

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50年近い歴史を持つ「AZIMUT」。1985年には、19世紀に創業したイタリアの名門スーパーヨットビ ルダー「BENETTI」を買収。ミドルレンジのプレジャーボートから100フィートを越すようなスーパーヨットまで、そのプロダクツのレンジは非常に幅広い。

文:野村 敦 Words:Atsushi NOMURA 写真:安田造船所 image:YASUDA SHIPYARD

Yasuda Shipyard
TEL:03-3790-2230
URL:www.yasuda-shipyard.com

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