10月13日、長野県・白馬村にて「70TH ANNIVERSARY JAPAN LAND ROVER DAY」が開催された。
同イベントは、1948年4月30日にアムステルダムモーターショーにて初披露された LAND ROVER SeriesⅠから幕を開けたランドローバーブランド70周年を記念し開催された。
「大陸を制覇し、行きたいところに行ける」という、ランドローバー創業者モーリス・ウィルクスの想いが可視化された車が誕生したのである。この1台によってランドローバーというブランドは瞬く間に世界中から注目を浴びる存在となり、以来、本格的4WD開発ブランドとしてトップを走り続けているのだ。
そして、本イベントは長野県 白馬村という豊かな自然に恵まれた地にて開催。460台にも及ぶ新旧ランドローバーが集結した。参加者は、家族連れや愛犬を連れた人々が多く、ランドローバーらしさを感じるものであった。オーナーそれぞれオリジナルのデコレーションやカスタムが施されている車両も多くあり、「晴れの日でも雨の日でも生活を共にする仲間」という車のあり方が見えた。
展示車両は、1978年式ランドローバーから最新モデルまでがラインナップ。ひと目で歴史をとらえることができた。また、ゲレンデならではのダイナミックな展示もここでしか味わえない演出だ。
他にも野外のブースではサイド部分が立ち上がった独特なスタイルのワンポールテントをグランピングスタイルで展示するBell Tent UKのブースや、飲食店も賑わった。
イベントコンテンツとしては、ゲレンデ試乗やツインテラポッド体験、オフロード試乗、トークショーなど。車好きな人だけでは無く、同伴者も美しい景色と共に楽しむことができる場が提供されていた。また、イベントの締めくくりには、白馬村でのパレードも行われた。
(写真左から:モータージャーナリスト日下部保雄 氏、モータージャーナリスト竹岡圭 氏、プロスキーヤー木村公宣 氏、マウンテンバイクライダー永田隼也 氏)
普段では車で入ることは出来ないゲレンデへ特別に愛車で入り、その傾斜を体感するゲレンデ試乗。新型ディフェンダーから初期型のランドローバーまで様々なモデルが連なり、受付も大勢のオーナーが押し寄せていた。
高さ5m・最大傾斜43度のツインテラポッド。こちらは、見ていてハラハラするほどの傾斜や高さを新型レンジローバーやディフェンダーに乗り込み、自身でハンドルを握り体験する。
その他にも、インストラクターの運転のもと悪路を高速で駆け抜ける「オフロード・タクシー」も行われた。泥の跳ね返るような道でも、ランドローバーとなればどんどんと進んでいくことができるのである。見物しているだけであると、非常に不安定な道で不安にもなるような印象であるが、実際に乗り込んでみると安定感があり車への信頼を感じられる。泥まみれになっても美しいプロポーションとカラーが光るのがランドローバーの車である。
イベント締めくくりの白馬村パレード。ランドローバー・ジャパン株式会社代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏が先頭を切り、続々と出発。
新旧ランドローバーが美しい田園を囲むように走行している姿はまさしく圧巻だ。みなすれ違いざまに手を振り合う光景も多く見られた。
自然に囲まれた中で開かれた同イベントは、いかにランドローバーがどんな状況下にあっても、走破力を持つ車両を生み出し続けているのかということや、本格的4WDブランドとしての決してぶれない芯、「Above&Beyond」を体感できる貴重な場であった。
ジャガー・ランドローバージャパン:https://www.landrover.co.jp/index.html
イベントのお写真はオクタン日本版公式フェイスブックでもご覧いただけます。https://www.facebook.com/pg/octanejapan/photos/?tab=album&album_id=1153767461442947
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