マセラティマルチ70号のチームが第39回ロレックス ミドル・シー・レースで優勝



モデナ発 - マセラティがメイン・スポンサーとしてサポートするイタリア人ヨットレーサーのジョバンニ・ソルディーニと「マセラティ マルチ70号」チームが、10月23日(火)22時54分58秒(現地時間)、「第39回ロレックス ミドル・シー・レース」のゴールに到達、見事優勝に輝いた。タイムは59時間54分58秒。ライバルの「PowerPlay」は61時間36分48秒で2位。

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20日(土)ジョバンニ・ソルディーニと「マセラティ マルチ70号」チームは、北東15ノットの風が吹く中、マルタ島のグランド・ハーバーをスタート地点として、シチリアへと向かった。カポ・パセロを通過した時点で、「PowerPlay」とのタッキングレースの最中、メインシートの油圧機器を損傷したが、クルーの迅速な動きによって大事には至らなかった。しかし1時間後、クローズホールド状態の中、右側のラダーフィッティングが損傷するアクシデントが発生。ソルディーニは「すぐに深刻な状態だと把握した。何かしらの物体に当たって損傷したのではなく、構造上の問題だと確信。損傷したラダーを水から取り除いた後、「PowerPlay」の背後数メートルより再始動することになった。」と語る。

メッシーナ海峡付近に近づく中、ソルディーニとビットリオ・ビッサロが東からアプローチすると決断をしたことにより「マセラティ マルチ70号」は「PowerPlay」より有利な位置を取ることができたのだ。ソルディーニは「日曜の夜、非常に大きな嵐に遭遇したことが最も困難な瞬間だったが、鍛えられた操船技術により、被害を受けることなく抜け出すことができた。」とコメント。

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22日(月)は、「マセラティ マルチ70号」がリードしていた距離を「Powerplay」がランペドゥーサ島からマルタ島に差し掛かる最終ラップのビームリーチ直前で大きく縮め、ソルディーニ
とクルーにとって、とても苦しい戦いとなった。また、ソルディーニは「損傷したラダーでは「PowerPlay」の攻めから、有利なポジションを守ることができるか確信はなかった。しかし驚いたことに、ボートのウェイト、リーワードフォイルズレーキ、マストの傾斜のおかげでビームリーチをハイスピードで操舵することができた。


「PowerPlay」との最後まで結果が分からない偉大なレースであり壮絶な戦いだった。「マセラティ マルチ70号」チームの皆とその功績に感謝しなければならない」とコメント。「マセラティ マルチ70号」は、スキッパーであるジョバンニ・ソルディーニの他、イタリア人のヴィットリオ・ビッサロ(タクティシャン)、ギード・ブローギ(メインセイルトリマー)、ニコ・マリングーリ、マテオ・ソルディーニ(グラインダーとトリマーの両方を担当)、スペイン人のカルロ・ヘルナンデス・ロベイナ(トリマー)、オリバー・エレーラ・ペレス(ボウマン)、フランソワ・ロバート(ピットマン)の7名のプロフェッショナルなクルーで構成されている。

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「マセラティ マルチ70号」の次の挑戦は11月24日、カナリア諸島のランサローテ島で開催される「RORトランスアトランティックレース」。ぜひとも期待をしたい。

マセラティ ジャパン:https://www.maserati.com/maserati/jp/ja

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