アルファロメオ・ジュリアGTA|"Alleggerita"の魅力

アルファロメオ・ジュリアGTA



GTAの進化
アウトデルタはGTAを"ジャイアントキラー〞であり続けるように進化させていった。

最初のGTAはジュリアGTの軽量バージョンで、1570ccのツインプラグエンジンを備えた。ストラダーレは9"75:1の圧縮比から115bhpを発揮したが、アウトデルタのコルサは11"0:1の圧縮化から175bhpを発揮した。

1966年9月にアルファは1300cc以上から税率が引き上げられるイタリア自動車税制を考慮して1290ccのGTジュニアを投入し、同クラスでのベストセラーとなった。アウトデルタも1968年にGTAジュニア(105"59)を発売した。その1"3ℓエンジンはGTジュニアとは別物で、1"6ℓGTAのエンジンをベースにストロークを短縮したものだ。コルサでは8300rpmで160bhpまでパワーを発揮し、1300ccクラスのレースで活躍した。

1968年に登場した北米仕様の1750GTV(105"51)はスピカ製燃料噴射を備えていた。これがGTAマッジオラータ(maggiorata:イタリア語で"増量〞の意)のヒントとなった。アルミパネルは使用されず車輌重量は920kgであったが、エンジンは220bhpを発揮した。



編集翻訳:伊東 和彦(Mobi-curators Labo.) Transcreation: Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.)
原文翻訳:数賀山 まり Translation: Mari SUGAYAMA
Words: Robert Coucher Photography: Tim Andre
ALFA ROMEO GTA STRADALE Sports Cars

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