イベントレポート│ラリーニッポン 2018はクラシックカーの聖地カリフォルニアで開催

Photography:Octane Japan, RALLY NIPPON



スタート前にラゴンダV12の最終確認をするオーナーの伊澤氏。1939年で絶好調である。



サンフランシスコ北部のマリーナ・ディストリクトにあるマリーナグリーンがスタートポイント。11時スタートだったが、ほとんどの参加者は8時頃に到着して念入りに整備チェックを行っていた。


ラリーニッポン主催者の小林雄介氏がスタート前に挨拶。


ゼッケンNo.1の1928ブガッティT40。


1954アーノルト・ブリストル。


1938シムカ 8スポーツ・バルケッタ。


1960ダットサン・フェアレディ SPL212。



ゴール早々、明日のためにFウインドウを拭き上げる1964アストンマーティンDB4の郭氏。


サンフランシスコの北端を囲むプレシディオエリアを走る1967フェラーリ330GTCと1956 MGA。


PCHを疾走する1956ポルシェ356 A。


サウサリートを
走り抜けるフェラーリ275GTB/4。


普段はロータスエランなどを愛する方も、今回はアメリカらしいマッスルカーで参加。


ゴールのクエイルロッジに到着した1963アルファロメオ・ジュリア・スプリント SPECIAL。台湾から参加する女性二人はラリーニッポンの常連である。


優勝した1957 AC ACEを駆る小林夫妻。 


夜の帳に包まれていく1956 MG A。


初日のディナーはオープンエアーで。


クエイルロッジをスタートする1966フィアット124 SPORTSPIDER。二日目は起伏の激しいコーストレンジを抜け、カリフォルニア中央部のセントラルバレーに向かっていく。


1957メルセデス・ベンツ 300SLGULLWING

1954ジャガーXK120FHC


1967シボレーコルベット。 


PC競技は1日1.2回。


ワイナリーなど、のどかな田園地帯を抜けると荒涼とした風景が続く。




ハイウェイでは笑顔が思わずこぼれる。



スタンプポイントではコーヒーと軽食が用意される。各自で機関系チェックをを行いロングドライブを楽しむ。


高低差15mもあるコークスクリューで知られているラグナ・セカ。



テクニカルコーナーが続く低速サーキットなのでクラシックカーでも楽しめる。


PC競技に挑む1954 トライアンフTR2。


ラグナ・セカを出て一路ペブルビーチに向かう。



レストタイムでくつろぐ。ワイナリーでは冷凍ブドウが振舞われた。


日没前にクエイルロッジに戻る。4日目のディナーはモンタレーベイ水族館を貸し切って、幻想的な雰囲気の中で。


全長約2.34マイル(約3.6㎞)のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカにて記念撮影。

いよいよ最終日。ビッグサーを巡る。植民地時代の宣教活動で建てられたミッション群のひとつであるミッション・サン・アントニオ・デ・パドヴァなど歴史的建築を愛でる。

ついにゴール。1970マツダファミリア プレストロータリー クーペ。

1972ポルシェ911S 2.4

1969トヨタ2000GT

最終日の表彰式とパーティはクエイルロッジのクラブハウスで。

10回すべてを参加された方の代表として
高須忠文さん/高須直子さん
1970年メルセデス・ベンツ280SL

ラリーニッポンのすべてが素敵です!

私たちはアメリカに30年ほど住んでいて、リタイアして日本に戻ってきました。初めは日本の世界遺産を巡るというアイデアに興味をもって参加したのですが、これだけ長く楽しめているのは、このラリーが私たちのスタイルに合っているからでしょう。毎年のコース選びにスパイスを効かせてくれるのが、とにかくうれしいところ。本格的なコンペティションならやはりサーキット競技ですが、このラリーはイベント全体の演出が素敵で気に入っています。また私たちはラリーに向けて車を仕上げていくことも楽しみのひとつ。この280SLはヤナセ・クラシックセンターでフルレストアした第1号車です。女性的なデザインですが本気で走ると結構速い。ヤナセはここまで仕上げるまで頻繁にレポートを送ってくれ、本当に良い経験ができました。新車のような仕上がりにも満足しています。

初めてラリーニッポンに参加してみて
中村史郎さん/Richard Plavetichさん
1967年フェラーリ330GTC

新しい魅力の発見がたくさんありました

ペブルビーチのコンクールデレガンスの審査員を15年も務めているので、モンタレーには毎年8月に来ています。実は自分の車で、クラシックカーラリーに参加するのはこれが初めて!カリフォルニアに頻繁に訪れている私にも、新しい魅力の発見がいっぱいありました。通ったことのないワインディングをいろいろ走ることができ、素晴らしいドライビングエクスペリエンスを満喫しました。今回はカリフォルニアに保管してある車で走りましたが、車の魅力を再発見できたことも嬉しかったです。330GTCはグランドツアラーと思い込んでいたのに、狭いテクニカルな道でも振り回せて楽しめました。運営が素晴らしかったですね。同じホテルに泊まって毎日のディナー会場を変えるという工夫もGood。今回だけではもったいないので、5年後ぐらいにもう一度カリフォルニアで開催してほしいですね。

初回開催からのアドバイザーのような存在として
堀之内徹さん/堀之内明美さん
1967年フェラーリ275GTB/4

小林さんに、しばらく感謝しなくちゃ(笑)

私たちは以前はそれほど頻繁にクラシックカーラリーに参加していなかったのですが、主催者である小林さんと共通の友達がいて、その縁で10年前に参加したことがそもそものきっかけでした。でも参加したらたいへん!楽しいことがいっぱいあって(笑)。とにかく小林さんのオーガナイズがとても良いし、いわゆる普通に走るだけじゃなくてね、ユネスコのバックアップを取り付けて巡るなど、日本でも知らないところがいっぱいあることを気付かせてくれました。いつもガレージに入りっぱなしのこういった車を引っ張り出す機会はなかなかありません。今の季節、カリフォルニアは、朝晩は冷えますが日中は暖かくて快適でした。ルートはどこも面白かったですよ。でも特にラグナ・セカは自分の車で走る機会はなかなかありませんので最高でしたね。今回もこの機会をいただき感謝します。



ラリーニッポン 2018 in カリフォルニア
DAY1 228km/141MILE
DAY2 403km/250MILE
DAY3 149km/93MILE
DAY4 279km/174MILE
TOTAL 1,059km/658MILE

フォトレポートを見る

文:オクタン日本版編集部 写真:オクタン日本版編集部、ラリーニッポン 
Words:Octane Japan Photography:Octane Japan, RALLY NIPPON

文:オクタン日本版編集部 写真:オクタン日本版編集部、ラリーニッポン Words:Octane Japan

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