新たな家族はアルファロメオ│兄と共にジュリア GTを所有してみたら

遅かれ早かれ、アルファロメオ105シリーズが私のガレージを占領することになるのは分かっていた。その見た目にも走りにも、心を奪われているのだ。

私の兄は車好きではない。よく車好きであることを馬鹿にしてきたほどだ。決して、この情熱を理解してくれたことはない。しかし、事は変わり、私のクラシックコレクションに興味を示してきたのだ。時々、道で見かけたクラシックカーの写真を送ってきたりもする。それ以上のことはないが。

ある日、渋滞にはまった時に後ろにいた車の写真を送ってきて、"これは何の車なんだ?"と聞いてきたのだ。その時に送った、"AR Giulia GT, designed by Giorgetto Giugiaro for Bertone."(アルファロメオのジュリアGTだよ。ベルト―ネ時代のジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたんだ。)という返信を今でも残してある。いつものように、これだけで終わるかと思っていたら違ったのだ。

数日後、兄と一緒にランチをしていたのだが、ずっとジュリアGTについて聞いてくるのだ。市場価格の話などをしたら、一緒に買わないかと提案してきたのだ。彼はジュリアGTをとても欲しがっていたのだが、正しいメンテナンスをできるかということが不安だった。彼がお金は払うから、私に管理担当になってくれというわけだ。その頃、私はフェラーリ308を手放したことへの苦しみを抱えていた。その痛みを緩和するのに丁度良いかと思い、彼のオファーを受けた。ウィン-ウィンの関係だ。

良い1台を見つけるのに時間はかからなかった。近しい友人のアルファロメオコレクターが1975年 1.3リッターの GTジュニアを売りたいと言っていたのだ。オプションでステップフロントにすることもできたが、私たちは後期型デュアルヘッドライトのフロントエンドスタイルを好んだためこの1台を買うことに決めた。

信頼している人から車を買うというのはなんて気持ちの良いことなのだろうかと実感したものだ。今までこの車にどのような手が加えられてきたのかリストをもらい、何を改善すべきかも一目瞭然だ。



その日は兄が運転をして家に帰り、ジュリアは彼の家族と週末を過ごした。そして、週末が終われば私のガレージに停められており、メンテナンスを加える。電気系統に関してはもっと過去の情報を調べる必要がありそうだ。

天気が許す限りは、ジュリアに乗って過ごしている。もちろん、"メンテナンス係"として車のことをより理解するために。



Words: Massimo Delbo

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