人生に彩られるポップアート│アフリカ生まれのアーティスト マルコ・クーイマン

アフリカとカナダで育ったポップアートアーティストのマルコ・ク―イマンの作品には、様々な要素がミックスされたジャングルのような印象を受ける。彼の生い立ちを聞いたら、この多彩なアートの根源が分かるであろう。

イタリア人の母とオランダ人の父のもと、ジンバブエで生まれた。1980年にカナダへ家族と移り住んだ。高校卒業してから7年間ローマに住み、7年間オランダで過ごして現在またローマへと戻っている。

"ガールフレンドにローマで出会って、家族もローマにいるからね。ローマに対して、愛も憎しみも持っているよ。確かにここは旅行するのに美しいところだけど、住むとなると容易じゃないよ。イタリアも色々と起きているからね"



しかし、イタリアの街はマルコのアートに対しての想いを明確なものにさせた。12歳の時から、親の友人であるアーティストのスタジオで過ごしていたりしたのだ。彼の作品はポートレイトを中心としていて、マルコが初期に描いていた作品に影響を与えている。

"カナダにいた時は子供だったんだけど、冬が長くてずっと家の中で本を読んでいたんだ。母が建築家をしていたから、アートに関する本がたくさんあったんだ。そういうこともあって、アートに関しては、母から絵の描き方を教わりながらレオナルドダヴィンチやラファエロ・サンティの文献を読んだり、とてもクラシカルな教育を受けていたよ。

"はじめは生きているものや風景を描くところから始めたんだけど、コミックを見つけて、そのビビッドなカラーに影響されてポップスタイルに変えたんだ。「甘い生活」にもインスピレーションを受けているね。ローマの建築物とか、毎日見かけるフィアット 500やベスパにも"



"しばらくして、自分が描いているものに満足できなくなった。それから1年くらい休みを取った。最近は、コミックのスーパーヒーローをモデルにしたものを描いている。救うのには来るのが遅すぎた!というテーマと、車を融合させているんだ"

技術的に言えば、油性の作品に特別なものが使われているわけではない。しかし、彼は木製フレームに描くことはせずに、現代のアルミニウムフレームへ描くのだ。"湿気の影響を受けにくいんだよ。アルミニウムは高いけど、そっちのほうが好まれるから"

彼の作品のうち90%はイタリア国外へと渡っているそうだ。"イタリアはもうアートで飽和状態になってしまっているんだ。それも伝統的な作品でね。僕の作品はオランダとイギリスで人気がある。ブラバドスからもフェイスブックを通じて注文が来たんだ!"

"インターネットがアートの売買される場を作り上げているね。"と彼は言う。

Words: Mark Dixon

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