フランスで感じるクラシックカーの魅力│レトロモビル 2018のおさらい

2018年のレトロモビルは、2月7日~11日に例年通りParc des Expositions de la Porte de Versaillesにて開催された。世界中で開かれるショーイベントの中でも特にスタイリッシュで、楽しいクラシックカーシーズンの幕開けとなる。レトロモビルの醍醐味は、見たことのないような変わった車や素晴らしい車を新たに発見できることだ。2018年度は、これまで一般公開されたことの無かったプライベートコレクションから20台の貴重なアバルトが展示されていた。180km/hを発揮する1958年 フィアット アバルト 500 レコード・ピニンファリーナは突出して貴重だ。

フランスのレースカーとレーシングヒーローJean-Pierre Wimilleへのオマージュが詰め込まれたホールに目を向けてみると、ブガッティ59やアルファロメオ 308、彼がステアリングを握ったゴルディーニが並んでいる。彼はレース界を引退してから自動車デザイナーとなっている。



販売車両ブースにある2万5000ユーロ以下コーナーを見てみるとマセラティ クアトロプルテやランチア フルビアが並んでいた。ホール2にあったドラエ GFAは特に素晴らしかった。また、そこではArtcurialのオークションも開催されている。残念なことに、ル・マン優勝車のフェラーリ 275Pは法律の問題か何かで途中でさげられてしまっていた。

ホール1はフランス車で埋め尽くされた通路が続いていた。1974年のルノー5や、シトロエンDSヘリテージブースには首相送迎車であった1958年の DS21や、2台のみ製造されたエレガントな1972年のSMコンバーチブルなども並んでいた。



ジャガー・ランドローバーはDタイプのコンティニュエーションモデル、レストアを終えたクラシックのレンジローバーなどを展示していた。その他にも10台のフェラーリ SWB、1995年のル・マンで勝利をおさめた1台を含む8台のマクラーレンなど、素晴らしいクラシックカーで埋め尽くされている。

新しい年の幕開けにまさしく相応しい、クラシックカー好きを魅了するイベントだ。2019年度は2月6日~10日にかけて開催される。一度、訪れてみてはいかがだろうか。

Retromobile

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