ホコリを被った宝の山|フランス西部で見つかった「幻の自動車博物館」所蔵コレクション

発見された名車の数々



ONE HE MADE EARLIER
バイヨンが自ら手掛けた車
下の写真はロジェ・バイヨンが自ら製作したワゾーブルー、"ブルーバード"という意味の名を冠した車。塗装の形跡、そしてその完璧なつくりが今もはっきりと見てとれる。フォワードコントロール・キャブという画期的なミシュリーヌを含め、数々のトラックを手掛けてきたバイヨン自身のコーチワークによる作品だ。この車と、バイヨンがノーズを彼自身が改造したドライエはともに1947年のパリ・サロン・ド・ロトに出展されている。このオワゾーブルーのランニングギアはシムカのそれをベースとしている。特にそのボンネットフレームには、彼の素晴らしい製造技能と設計に関する専門知識が現れている。




EGALITARIAN SOCIETY
平等主義社会
アミルカーCGSS(写真下)、平凡なルノー12のとなりには、ブガッティ・タイプ57(写真上)が息を潜めている。ブガッティのフェンダーと流線型のヘッドランプが1938年製であることを物語っている。装備はすべて揃っており、リアトランクがないことを除けばかなりオリジナルに近い状態だ。


アミルカーCGSS


ブガッティ・タイプ57


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編集翻訳:伊東 和彦(Mobi-curators Labo.) Transcreation:Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.)  原文翻訳:渡辺 千香子(CK Transcreations Ltd.) Translation:Chikako WATANABE (CK Transcreations Ltd.)  Words:Glen Waddington Photography:Matthew Howell

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