THE MINI STORY & my mini story|Jack Yamaguchi’s AUTO SPEAK Vol.5

THE MINI STORY



BMWのロ−バー社買収後、BMW、ローバーともに次期ミニを模索していた。モンテカルロ・ラリー優勝40周年にデモ走行した"ACV30"(左)とローバー提案の"ミニ・スピリチュアル"。ACV30はBMWデザイナーで、現BMWグループ・デザイン・ディレクター、エイドリアン・ヴァン・ホイドンクのデザインである。中身はMGFのミドシップエンジン後輪駆動車で実走した。スピリチュアルは、ローバー・デザインの「もし、アレック・イシゴニスが現役だったら、どんなクルマにしたろう」なるコンセプト。全長3mに抑えるため、ミドシップアンダーフロア、後輪駆動車とした




BMW R50となるエクステリアは、カリフォルニアのBMW傘下、デザインワークスUSAのフランク・ステファンソン案を採用した。エイドリアン・ヴァン・ホイドンクは、のちにデザインワークスUSA社長を経て、現グループ・デザイン・ディレクターとして、BMW、i、MINI、ロールス・ロイスのデザイン統括指揮の任にある




BMWデザインは、精力的にコンセプトカーを造り出し、生産車に発展させている。2001年のハッチバック3ドアから始まったMINIシリーズは、コンバーチブル、クラブマンと商用バン、カントリーマン、クーペ、ロードスター、ペースマンと増殖した。最新コンセプトは、"スーパーレジェッラ・ヴィション"・ロードスターだが、実現するかは分からない。クラシック時代にも、2席スポーツのモックアップが存在した



Kyoichi Jack Yamaguchi

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