マックイーン最後の作品で爆破された車| 一人寂しく修理を待つ

1980年に公開されたスティーヴ・マックイーン主演のThe Hunterをご存知であろうか。彼が映画へ姿を現した最後の作品である。While Bullittではマックイーンは運転の上手いクールな存在として映されていたが、この映画ではバウディー・ハンターとして、ステアリングではなく拳銃を操っている。

劇中では、6台のポンティアックが登場している。そのうち2台は1979年のTrans Amだ。どちらも撮影のために破壊され、その後はイリノイの地に置いたままにされていた。そして、土まみれの状態で最近発見されたのだ。現在の所有者(保管者)は、車両の詳細情報を集めることに尽力しているそう。





撮影するにあたり、2台とも破壊する予定ではなかったのだが、1台目でプロデューサーの思うように破壊出来ずに2台とも犠牲になってしまった。ボロボロになった車をボランティアに頼んで運ぼうとしたところ、運送料がかかりすぎてトラックの荷台に乗せたまま放置されていたそうだ。



もともと所有していた人物のもとへ発見されたポンティアックを返そうとしたところ、ポンティアックがそれを拒否した。というのも、これが修理されて公道で走ることを恐れたためだ。

結局、また見つかった元の場所に置かれているが、車自体は合法でマックイーンが施したモディファイもそのまま残っている。ほとんどのものは使用できないが、マックイーンの伝説を称え、少しづつ修理を施していくそうだ。

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事