何が本物かを見極めてほしい

欧州を席巻したブランパンGTシリーズが2017年、日本でも開催される。世界最古の時計ブランドがモータースポーツに積極的に関わる理由を、ブランパン マーケティング担当の副社長アラン・デラムラ氏に聞いた。

chrono_170529_blanpan(3)

ブランパンGTシリーズ、いよいよ日本でも

その歴史を1735年の創業に遡ることができる「ブランパン」は、現存する世界最古の時計ブランドだ。複雑精緻な機械式時計と熟練の職人によるハンドメイドにこだわった製品を一貫して送り出しているブランパンだが、近年、モータースポーツにおいても、その存在感を増している。

2010年からFIA GT世界選手権の公式クロノメーターに認定され、2011年には「ブランパン耐久シリーズ」、そして2014年からは「ブランパンGTシリーズ」としてGT3やGT4レギュレーションでの耐久及びスプリントレースを開催してきた。2017年シーズンは、欧州に続いてブランパンGTシリーズ・アジアが始まり、日本でも6月24〜25日に鈴鹿サーキット、8月19〜20日には富士スピードウェイで、その興奮に出会うことができる。

chrono_170529_blanpan(1)

「日本は極めて重要なマーケットであり、それゆえに初めてのブランパンGTシリーズ・アジアの開催地として鈴鹿や富士を選びました」。そう語るのはマーケティング担当・副社長のアラン・デラムラ氏。「ブランパンは、ムーブメントはもちろん、部品の大半を自社で製造しています。それには精緻で高度な技術と職人の手作業による丹念な仕上げが欠かせません。まるでハイパフォーマンスカーの製造のようにね。だから我々はブランパンGTシリーズをサポートしています。車をよく知るオクタン日本版の読者であれば、何が本物かを見極めて頂けると思います」と語った。

Chrono_170605_blancpain(1).jpg

Villeret Collection Semainier Grande Date 8 Jours(ヴィルレ ウィークリーインジケーターラージデイト 8デイズ

2017バーゼルで発表されたクラシックなヴィルレ コレクションの最新作。印象的なダイヤル外周の53週のカレンダーは伝統的なブルースチール製のサーペント針によって表示され月曜日に切り替わる。ブランパンロゴとインデックスには800度以上という極めて高温の炉で何度も焼成を繰り返したエナメルペイントが施されている。8日間のパワーリザーブやシリコン製ヒゲゼンマイ、チタン製テンプなど最新技術を盛り込んだ自動巻ムーブメントも自慢だ。

Ref. 6637-3631-55B 自動巻(8日間パワーリザーブ)、サファイアケースバック、18KRG、ケース径42㎜、厚さ13.4㎜、30m防水。3,834,000円(税込)

文:馬弓良輔 Words: Yoshisuke MAYUMI

ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RANKING人気の記事