マシンは空を飛ぶのか?│AIが活躍する2050年のF1を想像しよう

Images: MAT



ドライバーには、近未来的なスーツとAIが導入され、ドライバーの感情に合わせてAIが指示を出す。これまでは孤独な闘いをしていたレーサー達に相棒ができるというわけだ。’ブラックアウトゾーン’と呼ばれるAIからの指示がないゾーンも設置されるとのこと。現在はレース中に、閉ざされた車の中にいるドライバーの姿を見ることはできないが、このコンセプトでは透明なドームに覆われているために動きを目視することができるのだ。ドライバーの心理状態によって、マシンのカラーが変化するため一目瞭然だ。



サーキットはこれまでのものより長くなり、透明なドームによって全天候型となる。また、ヴァーチャルモードで実際に参戦しているような感覚を味わうこともできるようになるという。

MATディレクターのロディ・バッソはこのように述べている。「マクラーレンは決して立ち止まることはない。我々は、常に明日に向けた解決策を見いだすために革新をし続けていくつもりだ。これは非常に刺激的かつ示唆に富んだビジョンとなっている。これにはファン、大学生、マクラーレンのドライバー、そしてマクラーレン・アプライド・テクノロジーズの才能あるチームの視点が取り入れられている。私たちがこのコンセプトに懸けた望みは、2050年にファンの欲求を満たすことができるモータースポーツを実現するために、テクノロジーやスポーツエンターテインメント傾向の変化にどのように対応していくべきかという議論を刺激することだ」

実際に、2050年までの間でどれほど進化を遂げるかは未知であるが、充分に期待を持てる世界であることは間違いない。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事