セナ、マンセル、ハミルトンほか9人のレジェンドレーサーたちの「自家用車」とは?

レジェンドたちのロードカー



サー・スターリング・モス:ジャガーXK120 フィクストヘッド・クーペ
他の多くのプロドライバー同様、サー・スターリングはいつもロードカーにはスピードよりも実用性を重視していた。それゆえ彼のジャガーXK120はトレーラー用牽引フックを取り付けただけのスタンダードだった。「とても素敵なキャンピングトレーラーを持っていたおかげで、ホテルに泊まる必要がないし、お金もいくらか節約できた」残念なことにトレーラーにはジャガーほど高いロードホールディング性能が備わっていなかったため、ある日ひっくり返ってしまったらしい。スターリングが悔やんだのは、彼の朝食の卵も一緒に台無しになったことだったという。




ピーター・コリンズ:フェラーリ250GT ピニンファリーナ・スパイダー
信じられないほど魅力的なこの車は250GTカブリオレの最初のプロトタイプである。コリンズが運転する姿をよく見かけたものだが、実際は彼の妻のルイーズの車である。日常使用のためにジャガーDタイプのディスクブレーキとホイールを装着した250GTは、エンツォ・フェラーリから彼女への贈り物だった。ピーターのボスは激しやすいのと同じぐらい気前の良い男でもあった。




ナイジェル・マンセル:フェラーリF40
1989年シーズンに向けてフェラーリに加わったマンセルは、契約金の一部としてF40を手に入れたが、私たちにはうかがい知れない理由で1年も経たないうちにそれを売り払ってしまった。最も新しいオーナーは、この車を2014年のボナムス・オークションで、69万ユーロで落札した人物だ。



編集翻訳:高平高輝 Transcreation:Koki TAKAHIRA Words:Chris Bietzk

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