待望の新シリーズでブランドに新たな息吹を

2019年1月にスイスのジュネーヴにて開催された世界2大時計市SIHH。そこで発表された新作コレクションをご紹介しよう。1972年にロイヤルオークを発表して以来、最大のリリースである「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。その由来も実にロマンティックである。

1875年、時計技師ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲにより、スイスで創業したオーデマ ピゲ。ご存知の通り世界三大高級時計メーカーの一つとして数えられている。同ブランドといえば、デザイナー ジェラルド・ジェンダによって手がけられたロイヤル オークが印象深い。1972年当時、高級感と耐久性を兼ね備えたその風貌は多くの人を魅了し続けている。これを筆頭に数多くのシリーズを発表し、現代にまでこの歴史を守り抜いてきた。そしてこの歴史に新たな風を吹き込む新シリーズを2019 年のSIHHにて発表した。


ケースバックのオープンワークから覗く回転錘はケースカラーとリンクしており、ホワイト又はピンクゴールドのケースカラーとコーディネートされる。

11時59分"日付が代わり、新しい日が訪れる前の最後の1 分間"からその名を得たという「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。まさに新しいブランドの始まりを感じさせるネーミングだ。本シリーズでまず目が行くのは非常に薄形のベゼルと湾曲し美しいラインを描くサファイアクリスタルのカバーガラス。またミドルケースには丸型と多角形を組み合わせたフォルムを採用しており、非常にシンプルでアイコニックなデザインに仕上がっている。ラインナップには自動巻き、計6つのキャリバーと13 のリファレンスを有しているが、発表と同時にこれらを一挙投入していることからモデルに対する自信の程も伺える。


今回6つのうち3つが新開発のキャリバーとなり、そのうちの1つがこのフライング トゥールビヨンに搭載の自社製Cal 2950だ。パワーリザーブは約65時間、振動数は21,600振動/時。

クラシックさとスポーティーさを兼ね備えた非常にエレガントな印象のCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。新しいオーデマ ピゲの決意を感じるこだわりが各所に散りばめられている。ここからはじまる今後のブランドの動向にも注目していきたい。


CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
自動巻き(Cal.2950)ケース径41mm、18K ホワイト又はピンクゴールドケース
反射防止加工サファイアガラス&ケースバック
パワーリザーブ約65時間
3気圧防水
価格:要問い合わせ

問オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000

文:オクタン日本版編集部 写真:オーデマ ピゲ  Words:Octane Japan Images:Audemars Piguet  

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