60年を迎えるミニが歩んできた世界│共に冒険に出るための特別仕様車

Photo: BMW,オクタン日本版編集部

"まさにこの瞬間、私たちは第1号となるMiniを生み出したところである。
今、願うことはただ一つ。私たちが生み出したMiniが、時を超え、国境を越え、たくさんの人々に愛されていくことである。100年後のMiniはどうなっているのだろう?Miniに乗っている人はどのような人物だろうか?
ただ一つ、確信できるのは、人々がMiniのステアリングを握って、ドライビングを楽しむことをやめることは無いということだ"
1959    A.Issigonis    



2019年で60年を迎えたミニのブランド。それを記念し、BMWジャパンより、MINIクロスオーバー特別仕様車Norfolk Edition(ノーフォーク・エディション)」が発売された。ミニの故郷である英国の地名から名付けられたボディは、森や冒険を感じさせるブリティッシュグリーンで彩られている。





300台限定の同モデルは、クーパーD ALL4をベースにしており、共に長旅をするのに充分なパワーも持ち合わせている。「未知なる世界が待つ旅へ」をテーマにデザインを手掛けたのは、ファッションブランド「F/CE.」のデザイナーでもあり、バンド「toe」のベーシストでもある山根敏史氏。彼は、何かをデザインする際は実際にそのエッセンスとなるものを自分で見て、感じたものを日本へ持ち帰り、目に見える形あるものとしてアウトプットしているという。


ボンネットに描かれた線は人が進んでいく道を表現しており、点は村などを表している。

この特別仕様車をデザインするにあたっては、現地で真っ先に購入した地図を購入し、イギリスを一周したそう。"ミニ"と言えば、ビンテージライクなイメージを持っていたが実際に4WDのミニに乗ってみるとその快適さに驚かされたと話す。また、山根氏は車と自分の生活は決して離して考えられないものだと述べる。というのも、彼は電車を好まず、若い頃からずっと車と共に生きてきているのだ。"車とはどのような存在か?"という質問に対しては、「洋服などど同じ存在で、自然と生活の中にあるもの。密室で色々なことを考えることができるプライベートな空間」と話している。



また、ミニは日本での販売台数が本国イギリスを上回るほどの人気を集めている。なぜ、そこまで支持を集めているのだろうか。

「日本のミニオーナーは、クラシックや新型問わず、ミニをブランドとして愛してくれている。新型に否定的な意見も中にはあるが、ミニに関心を抱いてもらえていること自体がありがたいことであって、これからもみんなに愛されるブランドとして成長していきたい」と、MINIディビジョン営業部長を務める山口智之氏と、マーケティングマネジメントのアイリーン・ニッケイン氏は述べている。


ライフスタイルの1つである、アートへの取り組みとしてクラシックミニに3人のアーティストがそれぞれの感性を注ぎ込み、1つの作品を創り上げていくとのこと。

「区切りを意味する"アニバーサリー"という言葉は使いません。なぜなら、ミニは常にアドベンチャーに挑戦し続けているためです。これに必要なのは、アイデア、インスピレーション、情熱です」と、アイリーン氏は言う。

60周年に向けて、ミニがそもそもどのような用途の車として誕生したのか、歩んできた"クラスレスの車"としての歴史、現在へと繋がる根源的な要素すべてを伝えられるような場を創造したいと述べている。


発表会場に設置されたミニの歴史を語るパネル。数学が苦手であったという、サー イシゴニスが描いた数々のスケッチも。


これから、60年という節目の年をどのように祝い、ミニが大きく成長していくのか期待したい。


グリーンを基調にした60年記念グッズ

MINI Crossover Norfolk Edition メーカー希望小売価格:495万円(税込)
限定300台 早期契約の100台限定で専用のルーフボックスのプレゼント
標準装備
ストップ&ゴー機能付のアクティブ・クルーズ・コントロール
前車接近警告機能
衝突回避・被害軽減ブレーキ   など
特別装備
タッチ・パネルとMINIコントローラーどちらでも操作可能なナビゲーション・システム

リア・ビュー・カメラ、パーキング・ディスタンス・コントロール(リア)
アダプティブLEDヘッドライト
LED デイライト・リング
LEDフロント・フォグ・ランプ  など

オクタン日本版編集部

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