スーパーカーの代名詞「ガルウィング」ドアの名車12選

ガルウィング・ギャラリー

メルセデス・ベンツが生み出したガルウィングドアは、その後、エキゾチックなスーパーカーに不可欠のモチーフとなった。

アストンマーティン・ブルドッグ
アストンマーティンが注目を集めようと1980年代のロサンゼルス・モーターショーに送り込んだのが、極端なウェッジシェイプに巨大なガルウィングドアを持つスーパーカー「ブルドッグ」だ。このショーカーは信頼性の高い5.3リッターV8エンジンのツインターボバージョンを搭載し、走行機能を完全に備えていた。ウィリアム・タウンズがデザインし、社内の小さなチームが設計を担当。開発にはドライクリーニングのコストもかかった。雨の日にテストすると、ガルウィングドアを開くたびにテスターに泥がしたたり落ちたからだ。25台の製造を目指していたが、実現はしなかった。



デロリアンDMC-12
この北アイルランドから送り出された最高のスポーツカーがガルウィングドアを開けた姿は、ある意味で元祖300SL以上に有名だ。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とのつながりで今も大勢に愛されており、車がたどった運命も数奇なものだった。横転すると閉じ込められるという噂が根強く信じられているが、いまだにそうした事故の報告は聞かない。巨大なドアのガスストラットを2年ごとに交換さえしていれば、故障の心配をしなくて済む。



マーコスGTザイロン
なんとも奇抜な姿だが、こう見えてもジャッキー・スチュワートの最初のレーシングカーだ。会社設立から1963年までにマーコスが製造した30数台は大半がガルウィングドアで、市販車で採用したのは世界で2番目だった。ザイロンは合板製モノコック(つまり木製ベニア板だ)のスポーツレーサーであった。その4枚に分かれたフロントウィンドウと昆虫を思わせるヘッドライトが特徴だ。300SLでもそうだったが、デザインしたフランク・コスティンは、ガルウィングの採用によって、クラブレースの激しいドッグファイトにも耐える優れた車体の強度を確保した。



編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo.) Transcreation:Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.) 原文翻訳:木下恵 Translation:Megumi KINOSHITA Words:Giles Chapman

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