ボロボロに錆びたポルシェ356 Pre-A│どのように蘇るのか?このままでも購入可能?

Images: Motorious

ドイツのシュトゥットガルトにて開催される、世界最大級のカーショーがレトロ・クラシックス (Retro Classics) である。2019年度も、ポルシェはレストアした917を展示するなど様々なコンテンツでゲストを楽しませた。その中でも、注目を集めている1台のポルシェがあった。

それが、この無残にも錆びだらけになった1955年ポルシェ356 Pre-Aである。


窓も無く、リアクオーターもどこかへ行ってしまっている。2018年にアメリカで発見され、細かな情報は調べているところだが、レーシングカーとして使用されていたものだと推測されている。運転席側のほうが大きく損傷しているために、事故にあって修理に出すつもりであったところをそのまま忘れ去られてしまったのだろうか。





もし、この車を残していく意志があるならば徹底的なレストアを施していく必要があるだろう。そして、その意志を持っていた人物がこの356を購入した、ポルシェのレストアショップ"Vehicle Experts"の代表を務めるオットー・ヴロラである。レストアし、もとの状態に戻すことを目的として購入したそう。

かろうじて確認することのできたシャシーナンバーを見てみると、1955年に工場から出荷されたものを保持していることが分かった。もとの色は、アドリア・ブルーにグレーのインテリアが合わさっていたものだ。



まずは、すべて解体してから、塗装をすべて剥がしてレストアをおこなっていくとのこと。完成までには、すべて手作業で行われるため約15か月かかるとしている。

このままの状態でよければ、8万4000ドル(約932万円)で販売されており、レストア後は約3000万円ほどになると推測されている。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事