1966年 マスタングオーナーに降りかかった災難とは?

Photography: Mark Dixon

1966年式フォード・マスタングに乗る筆者に突如、降りかかった災難。それはフロントサスペンションから発する軋み音だった。時折ではなく、もうどんな路面の凹凸にさえも反応して軋み音が発生する状況に・・・。ちょっと調べて見ると、初代マスタングではよく発生するトラブルのようだ。ただ、この手の“異音”問題は場所の特定が難しい。

フロント、ドライバーズシート側から発生しているのは明らかだったので、クルマをジャッキアップしてタイヤを外してみた。ロワー・ボールジョイントをグリスアップしてみたが、変化はない。そこで、アッパーウィッシュボーンのピボットや、ロワーアームのスプリングの取り付け部分に目を向けてみた。特にスプリングの取り付け部は、ラバー・ブッシュの弾力性に頼っていることが明らかだった。



新たにマスタングのウィッシュボーンを取り寄せてみると、グリスニップルが設けられており、スプリングの取り付け部にはローラー・ベアリングが装着されていた。つまりは“対策品”が用意されていた、ということだ。

そのほか2000マイルを走って出てきた気づいた問題は、油温がやや冷たいことだった。マスタングのサーモスタットは160℃、180℃、195℃の3セッティングが用意されている。当該車両、約50年間、温かいカリフォルニア州で過ごしていたため、サーモスタットは160℃のものが装着されていたようだ。

オクタン編集部から30分ほど運転すれば、アメ車専門パーツ業者がある。というわけで、新しいサーモスタットの調達はお昼休みに対応できる。195℃のサーモスタットを装着してみたが、289V8エンジンにはちょっと熱すぎるように感じた。現在、180℃のサーモスタットを装着しているが、すこぶる調子が良くなった。フツウに走っても、燃費が21mpgと向上したこともご報告しておこう。



ちなみにサーモスタットを新調して驚かされたのだが・・・、フォードのV8エンジンのサーモスタットハウジングは1948年式から1989年式まで共通だった。実に合理的!

編集翻訳: 古賀貴司(自動車王国) Transcreation: Takashi KOGA (carkingdom)

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