海上のフットボール場に、3ツ星レストラン、ゴンドラも│コスタベネチア日本初入港

Costa cruise

ヨーロッパ最大のクルーズ会社、コスタクルーズは、4月29日(月)にコスタ ベネチア(総トン数13万5,500トン、全長323メートル、客室数2,116室、最大乗客定員5,260名)の日本初入港を記念し、初入港セレモニーを実施した。

アジア市場に最高のイタリアを提供するために特別に設計された船舶、コスタ ベネチアは、コスタクルーズが2006年にイタリア資本として初めて進出したアジア市場において、最大級の船舶となる。

コスタ ベネチアではイタリアの都市ベネチアと、イタリア文化を体験することのできるよう、船内の劇場は世界的に有名なベネチアのヴェニーチェ劇場を、メインロビーはサン・マルコ広場をイメージしてデザインされている。

メインレストランはベネチア市内の路地や広場の伝統建築を彷彿とさせるもの。その他、スクエロ・ディ・サン・トロヴァソの職人たちが作った本物のゴンドラも船上に設置。

また5つあるレストランのうち、レストラン・カサノヴァでは、船上にいながら、繊細なイタリアの地方料理のほか、ミシュランの三ツ星を獲得したレストラン、8 1/2 オット・エ・メッツォ・ボンバーナのシェフ、ウンベルト・ボンバーナ氏が監修した食事を楽しむこともできる。

コスタ ベネチアには面積約743平方メートル以上ものスペースがあるベネチア風の2階建てショッピングパビリオンが備えられ、海上随一の小売業者スターボード・クルーズ・サービスが監修した世界有数の著名ブランドでのショッピングも可能。

その中の約232平方メートルのスペースには、海上最大となる化粧品売り場が含まれ、海上初登場となるクレ・ド・ポー ボーテやエルメス、イヴ・サンローラン、ラ・プレリー、ブルガリ、シャネル、ディオール、ラ・メール、SK-IIなど30以上の国際的なブランドも取り扱う。アジアの美容ブランドからはドクタージャルト、ソルファス(雪花秀)、ドフー(The History of Whoo)などもあり、ベネチアの香水メーカー、ザ・マーチャント・オブ・ヴェニスも海上に初登場、アジアで初めて入手可能となる。

また、サッカーファンにはアジア唯一のユヴェントス・フットボール・クラブを船上にて提供。屋外サッカー場、屋内アカデミー、1970年代まで遡って歴史的なトロフィーや記念品が展示された博物館、過去全ての雑誌に掲載された写真、クラブの好調シーズンからのジャージやサイン入りシューズ、さらには限定版の記念グッズを取り扱うショップなど、コスタベネチア船上の特別施設でイタリア・サッカーを360度体験できるのだ。

3月8日にトリエステから出航し処女航海をスタートさせた同船は、53日間に及ぶ船旅ではマルコ・ポーロの軌跡をイメージした航路を辿り、地中海から中東、東南アジア、極東を経て、最後に東京への入港を果たした。

アジア市場向けに特別に設計されたコスタ ベネチアの姉妹船となる2隻目の船舶が、現在フィンカンティエリのマルゲラ工場にて建築中。2020年に引渡しが予定されているこの2隻目のクルーズ船の登場はコスタ ベネチアとともに、アジアにおけるクルーズ業界の発展を実現するものとなるだろう。

オクタン日本版編集部

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