日本酒に"ヴィンテージ"という価値を。1本15万円の24年熟成酒『現外 -gengai-』

プレミアム日本酒ブランド「SAKE100(サケハンドレッド)」は、第4弾商品『現外 -gengai-』を本数限定で販売開始した。『現外』が提案するのは“ヴィンテージ”という日本酒の価値。甘味・酸味・苦味・旨味が複雑に絡み合いながら調和した味わいをもつ、24年という長い歳月だけがつくり出すことのできる、再現不可能なオリジナル日本酒だ。

プレミアム日本酒ブランド「SAKE100」の第4弾商品『現外』は、1995年に醸造された24年熟成酒。大きな震災を奇跡的に乗り越え、24年という歳月の熟成がもたらした味わいの変化により、二度と再現することのできないヴィンテージ日本酒となった。

1995年1月17日の阪神淡路大震災によって倒壊した酒蔵で、奇跡的に残ったタンク。そこに入っていたのは、日本酒のもとである「酒母」でした。一般的な日本酒造りでは、酒母を造った後、水、蒸米、麹を加えて発酵を進める醪(もろみ)造りという工程に移る。しかし、醸造設備の被災によって次の工程に進むことができず、酒母の状態から清酒にすることを決意した。

一般的な工程を経ず、酒母の状態で搾られたこのお酒は、当時、不均衡な甘味と酸味を有していた。しかし、24年の熟成を経てあらゆる要素が調和し、だれもが予想し得なかった絶妙な味わいへと変化。『現外』の味わいは、甘味・酸味・苦味・旨味が複雑に絡み合い、それでいながら高い調和を実現している。

その風格は、光沢のある美しいアンバー色の外観から感じとることができる。輝く液面から立ち上る香りは、カラメルのような甘味、ビターチョコレートのような苦味、そしてアーモンドのようなロースト感にスパイシーな印象がアクセントとなった、複雑でいて豊かな香り。甘味・酸味・苦味・旨味が一体となった凝縮感を充分に味わいながら、口づけから余韻が消えていくまで、透明感すら覚える上質な体験が続く。
 
『現外』の製造元は、日本三大銘醸地のひとつである兵庫県の灘五郷で、300年以上の歴史をもつ沢の鶴株式会社。1970年代からヴィンテージ日本酒のポテンシャルをいち早く認識し、 40年以上もの間、研究・開発を続けてきまた。1995年の阪神淡路大震災では、江戸時代末期(170年以上前)に建造された蔵(当時は酒蔵資料館として利用)を含む木造7蔵、20数棟がすべて全壊し大きな被害となったが、数年で再建を果たしたのだ。業界大手の沢の鶴と日本酒スタートアップのClearがタッグを組み、ヴィンテージという日本酒の価値を世の中に提案する。

2019年は100本限定で製造・販売します。4月5日(金)より開始した予約販売分10本は12時間で完売。

商品名:現外 -gengai-
製造元:沢の鶴株式会社(兵庫県)
熟成期間:24年間
内容量:500ml
価格:15万円(税込・送料別)
販売本数:2019年は限定100本
購入方法:「SAKE100」のECサイト限定で販売(https://sake100.com/item/show/4

オクタン日本版編集部

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