オースティン・セヴンがユーラシア大陸1万3000kmを日本まで横断してくる!

octane UK

オースティン・セヴンのエンスージアストたちが、ユーラシア大陸を横断し、8000 マイル(1万3000km)彼方の日本で開催される2019年ラグビー・ワールドカップを目指す。
 
発案者はクリス・ブレイクリー。80年前に造ら
れたオースティン・セヴン3台でシベリア横断に挑戦する。出発は7月7日で、イギリスのビューリーにある国立自動車博物館からスタート。続いてゲイドンとトゥイッケナムの自動車博物館に立ち寄ったあと、ヨーロッパ大陸に渡る。

 
約2000マイルを走行し、ロシアのサンクトペ
テルブルクに到着。だが、本当の冒険はそこからだ。さらに6000マイルにわたって有名なシベリア横断道路を走り、ウラジオストクの港を目指す。そこから船で日本へ渡り、9月20日に東京で開催されるラグビー・ワールドカップ開会式に間に合わせようという計画だ。

 
素晴らしい冒険を楽しむだけでなく、この壮大
な旅の過程でセヴンの認知度を上げたいとブレイクリーは話す。「私たちは、偉大なる"ベイビー・オースティン"で長距離を走破した先駆者たちのタイヤ跡を辿ります。90年前のグラディス・デ・ハヴィランドやヘクター・マクォーリー、近年ならヴィンス・リークやガイ・ブッチャーなどです」

1928年、ニュージーランド人のマクォーリーは、ディック・マシューズと共に"エミリー"と名付けたセブンで2 万2000マイルを走破。女性のデ・ハヴィランドも同時代に"チャミー"でやはり世界一周を果たした。リークはアンデス山脈を、ブッチャーはニューヨークからアラスカまでを走破している。

「オースティン・セヴンはイギリスの自動車史にその名を刻むアイコンです。自動車業界の多くのエリートを成長させる重要な役割を果たしました。マクラーレンやロータス、クーパー、ジャガー、日産などの成功の一部は、すべて元を辿れば、この素晴らしき"大衆のための自動車"とその生みの親、ハーバート・オースティンに行き着きます」とブレイクリーは話す。
 
行く先々でオースティン・セヴンの布教活動にいそしむだけでなく、筋金入りのラグビーファンでもある一行は、各地の自動車博物館やラグビークラブも訪問する予定だ。特に、人気が急速に高まっているロシアでは、ラグビー用品を子どもたちに届ける活動も行う。

編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo. ) Transcreation:Kazuhiko ITO(Mobi-curators Labo.) 原文翻訳:木下 恵 Translation:Megumi KINOSHITA

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