B&B Italia│今年の夏は、外を楽しもう。

室内と屋外を緩やかにつなげる「OUTER LIVING 」という考え方が広がっている。美しいアウトドア家具たちが、暮らしの中に贅沢な時間を作ってくれるだろう。

夕刻のパリやミラノをそぞろ歩いていると、店内よりもテラスの方が混雑しているカフェやバーをよく見かける。また高級ホテルやレストランでも、屋外で心地よく過ごすために庭やバルコニーを上手に活用している。こういったインテリアのテクニックは「アウターリビング」と呼ばれ、室内と屋外を緩やかにつなげ、屋外空間を演出する。
 
そのため家具業界では、屋外用のアウトドア家具にも力を入れている。しかも簡易的な製品ではなく、屋内用家具と同じレベルの品質やデザインを備えているのが特徴。こういったハイエンドなアウトドア家具を得意とするのが、イタリアの名門家具ブランド「B&B Italia」である。同社は10年以上もアウトドア家具を手掛けており、人気デザイナーと組んで生まれる美しい家具を、屋外でも使えるようにした。素材は撥水・耐水・防水・トリートメントなしの4タイプのファブリックがあり、使用する環境によって選ぶ事ができる。また、厳格な耐久基準を設け、糸染めや縫製技術により優れた耐久性を実現しているので、屋外でも安心して使用することができる。
 
日本でも気持ちよいテラスがあるレストランやホテルが増えており、別荘にアウターリビングを取り入れる人も増えつつある。またマンションデベロッパーも広めのバルコニーを作るプランを入れ始めるなど"外を楽しむ"という文化が少しずつ浸透しつつあるという。
 
日本の夏は暑い。だからこそ、夕暮れになったら外を楽しもう。シャンパン片手にテーブルを囲み、あるいはソファで夕方の空を眺める。そんな贅沢な時間を過ごして欲しい。

Mirto Outdoor
繊細な脚部で軽やかに仕上げた人気の家具シリーズで、デザインを担当したのは巨匠アントニオ・チッテリオ。シンプルな木製の天板を使ったものが多かったが、今年は天板をエスニック柄にすることで、よりトロピカルな屋外空間が完成する。さらにはレザー製のアームレストをもつディレクターズチェアも加わり、軽やかでありながらも、ラグジュアリーな空間になる。なお、「Mirto」はインドア家具もラインナップしているので、屋内外での家具を合わせる高度なコーディネートも可能である。テーブル138万5640円(税込)~、椅子28万8360円(税込)~、オットマン14万5800円(税込)

Ribes
今年発表された新コレクション「Ribes」は、多彩なモジュールを組み合わせて使用するソファーシリーズで、こちらもアントニオ・チッテリオがデザイン。アルミ製のフレームをのせたクッションに使用できるファブリックは様々な種類が用意されているが、自然の中で使うための家具なのだから、オーソドックスなシンプル&シックではなく、ストライプなど南国のリゾートホテルを思わせるような派手な柄を選ぶといいだろう。屋外で過ごす時間は一種の非日常であるのだから、アイコニックな柄物のファブリックなど、屋内家具とは違ったコーディネートに挑戦してみたい。ソファ123万4440円(税込)~。

文:篠田哲生 Words:Tetsuo SHINODA

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