常識外れのアドベンチャーウォッチ│RM 25-01

もしもジャングルを横断する旅に出かけるなら、あなたはどういう時計を選ぶだろうか?タフ自慢の高機能時計というのが常識人。しかし常識に縛られない男は、コレを選ぶに違いない。

ポーツウォッチの定義は特にないのだが、基本的には屋外で使用することが前提であるため、防水性や耐衝撃性などを高めるためのケース構造や素材選びに気を付ける。一方でラグジュアリーウォッチは、パーティーやオフィスなど、屋内仕様が大前提であり、耐衝撃性能よりも素材や機構の豪華さを重視している。つまり"超高級なスポーツウォッチ"というのは、本来は存在しないはずなのだ。しかし時計の嗜好は変化する。ロールス・ロイスでさえもSUVを作るように、時計ブランドでも超高級スポーツウォッチが増えつつある。高額な時計を日常的に使うというライフスタイルこそがむしろお洒落でスマートなのだ。
 


このような新しいカルチャーを牽引しているのが「リシャール・ミル」である。同社はエンジニアリングの粋を結集された機構や、軽さと頑強さを極めるための素材を取り入れることで、"日常的に使えるハイエンドウォッチ"を作っている。
 
その中でも特別な存在なのが、一億円超というプライスをつけた本気のスポーツウォッチ「RM 25-01」だ。強靭なカーボンTPT®素材とチタンを組み合わせたケースや100mの防水性能、コンパス、水平器などを組み合わせたタフなアウトドアウォッチでありながら、繊細なトゥールビヨン機構も搭載するというアンビバレンツな存在だ。しかしこれは過酷な自然環境の中でも精度を追求し、時計としての価値を高めたいという信念が生み出したエンジニアリングの究極形ともいえる。
 
ちなみにこの時計は、アクション俳優シルベスター・スタローンとのパートナーシップから生まれた。タフで屈強な男が使うための最高峰の時計と考えれば、このクオリティも納得できるだろう。あらゆる局面でも究極を望む男のための時計である。


RM 25-01  TOURBILLON ADVENTURE SYLVESTER STALLON



縞模様が特徴的なベゼル&ケースカバー素材は、カーボンファイバーシートを重ねて固めたカーボンTPT®を切削したもの。ケース本体は、軽くて頑強なチタン。ムーブメント素材にもチタンを使用しており、軽量化を進めることでエネルギー効率を高めている。6時位置にはトゥールビヨンを収め、パワーリザーブ表示やトルクインジケーターさらには、洞窟など太陽光が届かない場所でも日夜が分かるように24時間表示も備える。世界限定20本。手巻き、カーボンTPT ®×T i ケース、ケース径50.85 ㎜。110,600,000円

文:篠田哲生 Words:Tetsuo SHINODA

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