ブリティッシュライトウエイトスポーツに こだわり続ける

Photography:Satoshi KAMIMURA

ライトウエイトスポーツに徹底的にこだわった、ロータスなどブリティッシュブランドの正規ディーラー。オリジナルブランドOUTER.PLUSでも有名な同店のこだわりと今後のビジョンとは。

心からほど近く、東関東自動車道の千葉北インターから数百mという好立地な場所に店舗を構える「ガレージシマヤ」。ロータス、ケータハム、モーガン、ジネッタといったブリティッシュスポーツカーの正規ディーラーでもあり、同社のオリジナルチューニングパーツブランド「アウタープラス」でも名を馳せている、全国でも有名なお店だ。
 


ロータス乗り、なかでもエリーゼやエキシージでサーキット走行を楽しむ人には特に有名なアウタープラス。ドグミッションやサスペンションなどのメカニカル系だけでなく、オリジナルのワイドボディカウルやリアウイングなどの外装パーツまで豊富に揃える本格派だ。さぞかしロータス愛が溢れる話が聞けるだろうと思っていたら、店主の島影健次さんにはいい意味で裏切られた。「ウチはロータス屋というよりも、ライトウエイトスポーツカーの専門店なんです」


 
島影さん自身も、もちろん車好き。「運転していて楽しい車が特に好きですね。GTカーもいいですけど、やはりスポーツカー。特に軽い車に勝るものはないですよね。ウチのお客さんは、そこに共感して下さる方がほとんどです」
 
国やブランドではなく、ライトウエイトスポーツカーにこだわる姿勢は店内の品揃えを見てもわかる。モーガンやケータハムのブリティッシュブランドだけでなく、ガレージシマヤではラディカルやKTMまで扱っているのである。「もしロータスがこの先SUVを発売し、輸入元から販売してくれと言ってきたとしても、ウチは絶対にやらないです。ライトウエイトスポーツカーにこだわりたいですから」笑顔を交えながらも、そう断言するほど島影さんのこだわりは強い。


 
このお店の2代目となる島影さん。父親の代から始まった店を、2015 年に父親から受け継いだ。その前は、13年間大手メーカーに勤務するサラリーマンだったという異例の経歴をもつ。お店を引き継ぎ、それまでうまく運用できていなかったウェブを活用した結果、売り上げが倍増。

もともとめずらしいクルマを置いていたこともあり、知名度を一気に全国区へ拡大させた。「ウチは、品揃えからして本当に好きな人しか来ないのですが、ウェブのおかげでお客さんは全国から来てくれるようになりました。ただ、めずらしい車を置いているので冷やかしもあります、電話での問い合わせだと特に。だからこそ、実際にここへ足を運んでくれたお客さんを大事にしています。もちろん、期待を裏切らない商品を揃えるようにしています」
 
実際にショールームに飾られている車は、新車、中古車問わず、国内に数台しかないようなレアなものばかりだ。
 
そんななかに、極上のクラシックミニが3台ほど紛れていた。ライトウエイトスポーツカーではあるが、ミニが置いてある理由を島影さんに伺うと、その答えにこの先のガレージシマヤのヒントが隠されていた。

「実はこれから、クラシックカーも手掛けていこうと考えています。と言いますのも、古くからの知り合いにロータス・ヨーロッパに詳しい人がいまして。その方からいろいろとアドバイスを頂けるうちにノウハウを身につけようと、いまヨーロッパの整備を始めているところです。幸いにもウチは整備工場を併設しているので、設備は整っています。ノウハウがあれば、お客さんからの要望に答えられると思いますしね」
 
クラシック部門は、当分はミニとロータスを扱う予定。今のところはヨーロッパが中心になりそうだが、将来的にはエスプリも扱いたいと考えているそうだ。
 
エリーゼ以降の新しいロータスで楽しむ人だけでなく、古き良きライトウエイトスポーツを愛する人も頼りにできる専門店を目指す、ガレージシマヤ。その進化はまだまだこれから続きそうだ。

GARAGE SHIMAYA
〒263-0005
千葉県千葉市稲毛区長沼町209 - 4
TEL:043-286-2444
営業時間:10:30~19:00
定休日:第1、3月曜日、火曜日
https://garageshimaya.com/

文:青山朋弘 Words:Tomohiro AOYAMA 

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