ルーフも助手席も無くして軽量化されたポルシェが公開│その車重は?

Porsche AG

ポルシェのエンジニアたちは、時代に沿った技術を持つスポーツカーを開発することへ、常に限界まで挑戦し続けている。2015年には981をベースにしながら、とことん軽量で無駄を削ぎ落した1台を作り上げるプロジェクトがはじめていた。そしてその1台が完成し、遂に姿を現したのである。

すべての写真を見る



現行のボクスタースパイダーをモディファイするだけでなく、ポルシェが生み出したマシンの中で最も軽量な909 ベルグスパイダーからインスピレーションを受けたものになっている。プロジェクト名は"981 ベルグスパイダー"と付けられ、ホワイトのボディにグリーンのアクセントが加えられているデザインも909から受け継いでいるものだ。車体の重さは約1098キロを実現している。909からしたら3倍ほどにはなるが、現代で同じ性能を持つマシンの中では圧倒的な軽量化に成功しているだろう。



981 ベルグスパイダーはルーフが無く、シングルシーターのスポーツカー。ウィンドウもドアハンドルでさえも備えられていない。助手席側はふさがれているが、ヘルメットなどを収納できるほどのスペースはあるそう。インテリアのダッシュボードとシートは、軽量化を図るために918スパイダーから受け継いでいる。エンジンには3.8リッター ケイマン GT4を積み、387hpを発揮する。



プロトタイプであり、現在のところ市販化されるわけではないが、2019年は様々なイベントを走る予定とのこと。少なくとも、公道走行不可のサーキット専用車にはなるであろう。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事