ヨーロッパの雄大な自然の中でクラシックカーを堪能│サマーマラソンとは?

Photo:フランチェスコ・トバルディン Francesco Tobaldin / Ruote Leggendarie

イタリアのガルダ湖、アルプス、スイスのサンモリッツなどと聞いて何を思い浮かべるだろう。自然豊かなハイクラスなリゾート地だろうか?今回、これらの自然の雄大さと美しさを感じることができるイタリアとスイスにまたがるルートを舞台にしたクラシックカーのレギュラリティ・ラリーとコンクール・オブ・エレガンスを融合したイベント 第8回 サマー・マラソン に同行した。

ヨーロッパの美しい景色を見る

今年は雨続きで、春・夏の到来が遅かったイタリアも6月始めぐらいから、やっと春を飛び越え夏がやって来た。サマー・マラソンが開催された6月13日から16日は、好天に恵まれた。



インターナショナルなイベントで、リピーターも多く、イタリア、スイスはもとより、イギリス、ベルギー、ロシア、アルゼンチン、ポーランド、それに今回は日本からのチーム横田を含む65チームがレースに参加した。このイベントの興味深い点の一つは、ラリーには参加せず同じコースを自分のクラシックカーで走り、時間やスピードを気にせずに美しいコースを堪能でき、コンクール・オブ・エレガンスには参加する、スペシャルフォロワーという参加方法があることだ。今年は約30台のスペシャルフォロワーが参加していた。



出発とゴール地点は、イタリアのガルダ湖沿いの町デセンツァーノ・デル・ガルダ。到着してすぐに自分が住んでいる町との景色や時間の流れの違いを感じる。湖には船が停泊され、湖畔のベンチでゆっくり座ったり、ペット連れで散歩する人、やっと到来した夏を堪能するために、水着で水際に寝そべる人たちも。天気もそのリゾート的な雰囲気を後押ししている。そこにクラシックカーが加わるとさらにプレミアな雰囲気が漂う。



ラリー参加の中で特に目を引いたのは、1925年製のベントレー 3リッター、1932年製ウーズレー・ホーネット・スペシャル、ジャガーCタイプ、それにジュネーヴ・モーターショーで1960年発表時に展示されていたマセラティ3500GTスパイダーであった。



ラリー3日間にイタリア、スイスを通り、総走行距離約740km。大小6つの湖、7つのアルプスの峠を通り、ルートの高低差は約2200m。美しい景色に見とれたり、残雪の残る涼しい気候を楽しんでばかりはいられない。次々と結構な頻度でトライアルをこなさなければならないのだ。T.C. 16、P.C. 8、 プレシジョン・タイムトライアル90、アベレージ・トライアル 6。もちろん昼食時間以外にも景色のいい場所での休憩も入る。ラリー中には、サンモリッツ中心市街地等4つの町の中心地でコンクール・オブ・エレガンスが実施された。



ゴール地点のデセンツァーノ到着は日曜日の昼すぎ。多くの観光客がクラシックカーの到着を歓迎している。到着と同時にコンクール・オブ・エレガンスの審査、その後、湖沿いの広場でしばらくの間一般の人たちに車が披露される。車が披露されている間、最後のフェアウェル・ランチと表彰式がアルベルティ劇場で執り行われる。製造年代グループ別に1位から3位まで、女性だけのチーム、イタリア以外から参加者のそれぞれ1位が表彰された。

文:古川浩美  Words: Hiromi Furukawa / Ruote Leggendarie

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