ヨーロッパの雄大な自然の中でクラシックカーを堪能│サマーマラソンとは?

Photo:フランチェスコ・トバルディン Francesco Tobaldin / Ruote Leggendarie




総合優勝は、1955年製フィアット1100/103で参加のイタリアのパッサナンテ氏とボッティーニ氏であった。ボッティーニ氏は、この大会が始まった8年前には、競技のことは全く知らない素人だったらしい。


4カ所でのコンコース・オブ・エレガンスの勝者は:
・マレ       1968年製ジャガーCタイプ

・サンモリッツ   1953年製ナッシュ・ヒーリー・ピニンファリーナ・ル・マン
・ペッリッツァーノ 1973年製フィアットX 1/9
・デセンツァーノ  1960年製マセラティ3500GTスパイダー




イベント期間中、何人かの参加者と話す機会があった。イギリスからの参加者は、「このイベントは、早朝から夜中まで走ると言う訳ではないので、その点は最高に難しいレベルではない。難易度は高め」と。日本から参加のチーム横田の二人は、「とても素晴らしいラリーだった。PMが入った区間はCOの時間が足りなくてCOを落としてしまったが、それ以外は十分満足している。特にアルプスの山、湖、空、川などの自然が本当に素晴らしくて、感動した。初日に壊れてしまって、1日少ないラリーになってしまったが、それでも満足できる内容だった。来年またチャレンジして、今度はちゃんと完走して成績も残したい」とのこと。ぜひ来年に期待したい。




イベント全体の印象は、アプルスの山々、湖、美しい絵はがきの中の様な景色、おいしい地元料理に地元の人たちの歓迎、加えて真剣勝負が加わり、普通のバカンスとはひと味違うものとなる。


大会主催者は、イベント前は参加者に分かりやすい情報を随時提供し、イベント中は常に参加者の側にいて声をかけてくれ、何かあればすぐに手を差し伸べてくれると言う印象を受けた。




イタリアは、春から夏にかけ毎週の様にクラシックカーのラリーやイベントが開催されている。いくつか組み合わせて参加してみてはどうだろうか?イベントとイベントの合間には、数えきれない程ある観光地をゆっくり巡ってみるのもいいかもしれない。

サマーマラソンの情報やラリー結果はウェブサイトに詳細が掲載されている(イタリア語/英語)。


 
レポート:古川浩美 Hiromi Furukawa / Ruote Leggendarie

文:古川浩美  Words: Hiromi Furukawa / Ruote Leggendarie

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