Superformanceのシェルビー・コブラが富士スピードウェイを駆ける

Photography: Octane Japan

アメリカ車を中心とした輸入車専門店、バズファクトリーが主催する「11th BSMA CIRCUIT RUN」が2019年5月19日に行われた。年に一度、富士スピードウェイの本コースを借り切って行われる走行会で、例年40台前後の車両がエントリーしている。



キャロル・シェルビーからライセンスを与えられた“シェルビー・コブラ・ライセンスドモデル”、Superformance MK3の正規販売店でもある同社が主催することもあって、当日は3台のSuperformance コブラMK3が参加した。




Superformanceは1996年にアメリカ・カリフォルニア州で設立され、コブラやGT40、デイトナクーペ、コルベット等の1960年代の名車のレプリカおよび再生産を手掛けることで知られている。シェルビー・コブラのライセンスドモデルも20年以上継続して生産されており、バズファクトリーが輸入販売しているのは、そのうちの「MK3」である。




新車オーダー時には3種類のフォードV8エンジンから選択することが可能。V8 OHVは427ci 7000ccまたは302ci 5000cc、V8 DOHCは302ci 5000ccで、それぞれ340HP~435HPの出力を誇る。このパワーを市街地で体感することは難しいため、愛車のパフォーマンスを最大限に発揮することができる、この年に一度の走行会をオーナーはとても楽しみにしているという。




外装や内装ももちろん好みのものを新車時にオーダーすることができる。コブラといえばブルー×ホワイトのツインストライプのイメージが強いが、オーナーのこだわりに合わせてどんなカラーリングにもアレンジ可能だ。






アメリカ車専門店ということで、MK3以外にも多くのアメリカ車がエントリーしていた。コルベット、カマロ、マスタングなど、これらの参加車両の走行シーンを眺めていると、ここが静岡県であることを忘れてアメリカのサーキットに迷い込んだような錯覚を覚えてしまう。






オーナーにとっては愛車の性能を限界まで引き出すことができ、ドライビングスキルを磨くことができる。ショップにとっては自社開発製品の性能を試したり、エンジンについて参加者からの意見をヒアリングしたり、サーキット走行によって得られたデータを元にすることでよりパフォーマンスを高めるためのオリジナルのチューニングメニューを用意することができるといったメリットもある。そして何よりもお客さんが楽しむ姿を見られることが主催者としては最大の喜びであろう。まさにSuperformanceの名の通り、SuperなPerformanceを参加者全員が感じることができるサーキットイベントだ。



余談ではあるが、2019年6月に東京・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催された「The Super Dupers」という展覧会に、Superformance MK3の実車が展示された。この展覧会のサブタイトルにある「妄想をカタチに変えたアーティストたち」の象徴としてシェルビー・コブラが選ばれたのだ。ひとりの人間の妄想が技術と共に作品となり、見るものを魅了する。自動車関連の展覧会ではないにも関わらず、そのコンセプトの象徴としてシェルビー・コブラが選ばれるとは、なんとも粋なことではないか。

オクタン日本版編集部

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