月面着陸50周年を記念した ハッセルブラッド限定版の907Xスペシャルエディション

歴史的なアポロ11号の月面着陸から50周年。ハッセルブラッドは宇宙を記録するカメラとしてNASAに選ばれ、人類初の月面着陸の歴史的瞬間をとらえた。これを記念して、ハッセルブラッドは限定版の907Xスペシャルエディションを発表した。

907XカメラボディとCFV II 50Cデジタルバックから構成され、マットブラックのボディには"On the Moon Since 1969"と記されている。 宇宙飛行士アームストロングの胸に取り付けられ月面に降り立ったのは、Zeiss Biogon 60 mm f/5,6レンズと70 mmフィルムマガジンを取り付けたシルバーのHasselblad Data Camera (HDC) であった。2台目はZeiss Planar 80mm f/2,8レンズを装着したブラックのHasselblad Electric Camera(HEC)で、月面着陸船の中で使われた。3台目のブラックのHECは月軌道を回るアポロ司令船に乗った宇宙飛行士マイケル・コリンズによって使われた。

宇宙空間の猛烈な気温と無重力の中で、ハッセルブラッドのカメラは一生に一度の瞬間を完璧にとらえたのだ。HDCとHECで撮影された画像は、科学的な記録としてだけでなく、伝説的な出来事として世界中の人類に示したのだ。地球に持ち帰ったカメラはコリンズが使用していたHEC。月面と月面着陸船で使われたHDCとHECは、無事に地球に帰還するための重量制限により月面に残され、それらは1969年以来今も月面に残っている。



ハッセルブラッドは歴史的な月面着陸を記録したカメラとなったことを記念し、907Xスペシャルエディションを発表。この907XカメラボディとCFV II 50Cデジタルバックの限定キットは、地球に帰還したHECを思わせるマットブラック仕上げに。デジタルバックには“On the Moon Since 1969”と記され、50年前に月に残されたHDCとHECを記念している。907XカメラボディとCFV II 50Cデジタルバックはハッセルブラッドの写真の歴史を1つにする。

CFV II 50Cをハッセルブラッドの過去最小の中判カメラボディ907Xと組み合わせると、非常にコンパクトなミラーレスデジタルカメラになる。このコンビネーションは、CFV II 50Cのチルトスクリーンによって可能となった、Vシステムにおけるクラシカルなウエストレベルの撮影スタイルを含め、全く新しい撮影体験を提供。

907XをCFV II 50Cに装着すると、すべてのXCDレンズをオートフォーカスと電子露出制御で使用することができる。907XとXHアダプターを組み合わせると、すべてのHC/HCDレンズが使え、電子シャッターモードではXPanおよびXVレンズアダプターを介してXPanおよびVシステムレンズを使用可能。さらに907Xは、電子シャッターモードでさまざまなサードパーティー製のアダプターやレンズを組み合わせることも実現されている。

CFV II 50Cは、クラシカルなVシステムのフィルムマガジンのデザインを彷彿とさせ、また、独立したデジタルバックとしても機能する。CFV II 50Cは1957年以降に製造されたほとんどのVシステムカメラと互換性があり、サードパーティーのテクニカルカメラまたはビューカメラでも使用できる。

907Xスペシャルエディションの主な特長
5000万画素中判センサー
14ストップダイナミックレンジ
16bit RAW画像とフルサイズJPEG記録
3.0インチ92万ピクセル高解像度タッチ対応チルトスクリーン
高フレームレート60fpsによるスムーズなライブビュー
フォーカスピーキングによる正確なピント合わせ(特にVシステムのマニュアルフォーカスレンズで有効)
スワイプとピンチ操作による直感的なユーザーインターフェース
バッテリースロット内蔵、USB-Cポート経由で充電が可能(Xシステムと同じバッテリーを使用)
デュアルUHS-II SDカードスロット
内蔵WiFiとUSB-C接続
Phocus Mobile 2によるポータブルワークフロー

907Xスペシャルエディションは参考価格84万5000円(税別)。発売は2019年後半を予定。

オクタン日本版編集部

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