シボレー コルベット初となる右ハンドルモデルが登場│ミドシップエンジンを搭載

Chevrolet

シボレーより、コルベットブランド史上初となるミドシップエンジンを搭載した2020年式新型「シボレー コルベット スティングレイ」が発表された。かつてない新次元のパフォーマンス、最先端技術、最上級のクラフトマンシップ、ラグジュアリーが凝縮され、シボレーモデルの集大成と言える1台となっている。また、コルベットでは初めて右ハンドル車が生産されることが決定しており、日本市場に導入される。

大胆で引き締まったエキゾチックなボディは、航空機とレーシングカーのデザインをルーツとしており、キャノピー(風防)をフロント寄りに置いたデザインは、F22やF35といった最新のジェット戦闘機やF1レーシングカーを彷彿とさせる。徹底的なこだわりが詰め込めれ、ワイヤー、チューブ、ボルト、ファスナーといった細かなパーツも、その一つひとつがデザイン要素として考慮されている。



軽量で剛性の高い構造体は、バックボーンとなるセンタートンネルを中心に設計され、サスペンションシステムが最適に機能するための基盤を構築している。ボディのたわみが取り除かれたことで、究極の乗り心地と卓越した横方向のグリップ能力を生み出しており、路面に吸い付くような安定したフィールを実現した。

そして、そこに搭載されるのは、このセグメントで唯一の自然吸気型V8であるシボレーの次世代型6.2リッター・スモールブロックV8 LT2エンジン。最高出力と最大トルクは、パフォーマンスエキゾースト装着時でそれぞれ495hp(369kW)と470lb-ft(637Nm)。エントリーレベルのコルベットとしては過去最大のパワーとトルクを発生する。



さらに、シボレー初の8段デュアルクラッチトランスミッションが備わり、きわめて素早いシフトと優れたパワー伝達を達成する。このトランスミッションはTREMEC社と共同で専用開発したもので、マニュアルのダイレクトな操作感とオートマチックならではの極上の快適性を併せ持つ。

また、コイルオーバーダンパーを採用することで、まったく新しい乗り心地とハンドリング特性を達成。ミッドシップのエンジンレイアウトを採用したため、短くてストレート、しかも強固なステアリングシステムを備えている。さらに電子制御ステアリングシステムに改良を施したことで、ドライバーの入力に即座に反応するシャシーが完成したのだ。

ドライバーモードは、Weather、Tour、Sport、Trackの各モードを継続し、2つの新しいモードである「マイモード」と「Zモード」が加わる。

この新しい1台を発表するにあたり、GMグローバルデザイン担当副社長のマイク・シムコーは「米国のハイパフォーマンスカーのアイコン的存在である「コルベット スティングレイ」。このモデルを新たにデザインするというのは、シボレーのデザイナーが60年以上も待ち望んできた歴史的な機会であり、私たちにとっても特別な挑戦となりました。米国を代表する最高の1台が、ミッドシップエンジンを搭載したスポーツカーのクラスに参入を果たしました。コルベットは世界のベストモデルを相手に堂々と渡り合える車であると自負しています」と述べている。

2020年式「シボレー コルベット スティングレイ」は、ケンタッキー州にあるGMのボウリンググリーン工場で2019年下旬からプロダクションが開始される。追加の価格設定およびパッケージング情報は、発売開始近くにアナウンス予定。

オクタン日本版編集部

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