かつての愛車をテストドライブ│オークションにかけられた結果は?

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20年近く昔のことだが、私は愛車のローバー 2000TCで同僚のデイビッドとクラシックカーラリーに出場した。それは私たちがこれまでに経験してきた冒険の中でも特に素晴らしいものだった。ヨーロッパ中の砂利道を旅して、完璧なラリー仕様へと整備されたポルシェ911も打ち負かして7位でゴールを果たしたのだ。

ずっと昔にこのローバーを購入してから、耐久ラリーにも参加できるようにサスペンションやセーフティデバイスなどをアップグレードした。1999年にはかつて銀行に勤めていたらしい人物へ譲ることになったのだが、彼もまたこのローバーで数々のラリーに出場していたようだった。

最近、残念なことに彼の妻から彼の訃報を伝えるメールがあった。そして、そこには車を処分したいという内容もあった。しかし、ラリーカーというのは特に価値が付けられにくい。そのため、競技車をテーマにしたオークションを紹介してあげたところ出展することになった。そして、それまでの過程を手伝うことになった。



車がある場所へ足を運び、かつての愛車のドアを開いた。古いビニールとメタルの匂いが漂ってきた。もともとレザーであったはずなのだが、どうやら張り替えたようだ。どちらにせよ、しっかりと管理されていたように見える。

ガソリンを入れると、ローバーは息を吹き返し私はテストドライブに出た。しばらく実働されていなかったために、ブレーキがかたくなっていたがエンジンは元気なサウンドをあげている。私がアップグレードしたサスペンションはそのままであった。20年前の思い出が蘇る。

結局、その時開催されたオークションの中では最も安値が付けられてしまったのだが、もう一度買ってしまおうかと本当に悩んでしまったものだ。

Words: Mark Dixon 訳:オクタン日本版編集部

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