過去と現代をつなぎ合わせて造り上げる歴史│コンティニュエーションモデルとは?

Alvis car company

20世紀のイギリスを代表する自動車メーカーの1つであるアルヴィス。1919年にブランドが誕生し、1925年に世界で初めて前輪駆動車を開発、翌年は当時の技術で最高時速194kmのグランプリ・カーを生み出していた。1928年にはル・マン24時間で1,2位を獲得し、1937年に4.3リッターが発売開始されると、"本物のスーパーカー"として絶賛を浴びたのであった。



世界初のシンクロメッシュトランスミッション、イギリス初の独立懸架式フロントサスペンション車の開発など現代にも通ずる数々の功績を残したが、1967年に自動車産業の打ち切りを発表した。その際に、約5万点に及ぶ設計図、技術関連のデータ、顧客情報などはそのままケニルワースへと移る。修理や部品の生産は、継続して行われていたが、2010年には4.3リッターエンジンの再製造、2017年には保管してあるすべての設計図や部品を使いながらコンティニュエーションモデル製作を開始したのだ。4.3リッターを主に再製造していたが、3.0リッターグラバースーパーシリーズのコンティニュエーションモデル受注も開始している。



オリジナルのデザインが忠実に再現されているエンジンは、最先端の技術を最大限利用しながら、排出ガス規制にも対応している。最新の素材、燃料噴射装置、エンジンマネジメントシステムを駆使して現代に合う1台が作られている。1台に要する時間は4000時間から5000時間と言われている。



3.0リッターモデルは、AT車にすることやパワーステアリングへ変更が可能。エアコン、オーディオシステム、アシストブレーキシステムは4.3リッターも含めすべてのモデルで追加することができる。

「1938年、ファクトリーは150の4.3リッターシャシーを製造しようとしていました。1940年には工場が火事被害に遭い、73台のみで終わってしまいましたがそれを私たちがこれから引き継いでいくのです。オリジナルの設計図に沿いながら、新しいシャシーを製造します」と、アルヴィス・カー・カンパニーのオーナーであるアラン・ストートはコメント。

オクタン日本版編集部

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