2020年初め、アコードが日本でも10代目へとモデルチェンジすることとなった。
アコードは1976年に初代が登場、コンパクトなハッチバックでスタートしたが、翌年にはセダンが追加されている。アコードと言えば、1985年に登場した3代目を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。リトラクタブルヘッドライトを備え、当時デートカーとして一世を風靡したプレリュードにも通じるスタイルのスポーティなルックスのセダンとして、人気のモデルであった。
さらに、この3代目には3ドアハッチバックの“シューティングブレーク”モデル、アコードエアロデッキが存在していた。セダンサイズで3ドアハッチという、斬新なモデルであったが、当時の人気はセダンということもあり、販売は不振。アコードのフルモデルチェンジを機に廃止されている。後ろに行くにしたがって下がっていくルーフスタイルや、ルーフ部にまでつながる個性的なテールゲートなど独特のスタイルで、一部には人気だったのだが…。
初代アコード
3代目アコード
アコード エアロデッキ
そんなアコードもセダン不振の日本市場で大苦戦しており、2013年に登場した9代目では、先にアメリカで発売され、翌年に日本で発表されることとなったのだ。今回の10代目も2017年に北米で販売開始、ようやく日本でも発表される運びとなった。ちなみに国内では9代目モデルが販売されている。
10代目は新開発プラットフォームで「ロー&ワイドなプロポーションと流麗なシルエットを両立」、2モーターハイブリッドシステムを採用したハイブリッドモデルとなっている。
北米では「2018 North American Car of the Year(ノースアメリカン・カー・オブ・ザ・イヤー)」を、中国で2.3億人の登録ユーザー数のポータルサイト「Sina.com」による「ベスト・ハイブリッドカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど評価の高い新型。セダン不振の日本市場で、往年の人気を取り戻せるだろうか。
新型は2019年10月の東京モーターショーで日本向け仕様を公開予定とのこと。情報はスペシャルサイトで順次公開される。
オクタン日本版編集部
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