クラシックカーのコンクールを見にイギリスへ行ってみた│実際の雰囲気は?

Octane Japan

「クラシックカーのイベント」と一括りに言っても、ラリーやレース、そして車それぞれのエレガンスさを競うコンクール・デレガンスが存在する。さらには、コンクール・デレガンスといっても、それぞれ格式や規模の違いなどがある。ごく限られた人のみが参加できるものや、ドレスコードが設定されていたりと様々だ。

コンクールの場合、車のオーナーたちはその日に向けて入念なメンテナンスを行う。審査基準はそのコンクールによって異なるが、ビスの向きがすべて揃っていること、何もかもオリジナルであること、価値のある歴史を持っていることなど、多面においてジャッジが下される。コンクールは一年を通して、主にイギリスとイタリアなどの欧州を中心に開かれる。アメリカについては、8月に開催されるぺブルビーチ・コンクールデレガンスに代表される。

イタリアであれば、5月に開催されるエクスクルーシブなコンクールであるコンコルソ・ヴィラデステが有力であろう。そしてイギリスにおいては、ロンドンの中心地で行われるロンドン・コンクールやロンドン郊外でのコンクール オブ エレガンスが有名であろう。



これを書いている私は、約1年前のことではあるがコンクール オブ エレガンス 2018に日本から足を運んだ。これが、人生初のはじめてのコンクールイベントとなり、8月31日~9月2日までなかなかおもしろい体験をしたのだ。コンクールにエントリーしていた車や結果については、こちらの記事をご覧いただきたい。今回の記事ではその場であったリアルな出来事を綴っていく。

まず、コンクールが開催される場所はロンドン郊外に位置するハンプトンコート宮殿だ。宿泊ホテルの最寄り駅であるロンドンのウォータールー駅から列車に乗ってハンプトンコート駅まで、乗り換えなしでおおよそ40分ほど。とはいえ、2日目の帰りと3日目は、列車のメンテナンスか何かでリッチモンドまで全面的に動いておらず、バスでリッチモンドまで行き、電車に乗り換えてウォータールーまで戻っていたのを思い出した。

駅からは徒歩でハンプトンコート宮殿へ。かつて王や女王が別宅として使っていたという宮殿は、テムズ川にかかる橋を渡るとすぐにその姿を現す。9月はじめの時期は太陽が照りつけ決して涼しいわけではないが、この橋を歩いていると心地の良い風を浴びることができるため、たくさんの人が行き交っている。





オクタン日本版編集部

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