伝説のマシン シルバー・アローがレプリカで復活│ぺブルビーチツーリングに参加

Mercedes-benz

1930年代、1950年代、メルセデス・ベンツは"シルバー・アロー"と呼ばれたパワフルなレースカーで成功を収めた。ボディカラーと驚異的なスピードにちなんで付けられたものだ。

メルセデス SSKLがAvusレースで勝利した時に、ラジオのアナウンサーが"シルバー・アロー"と表現して、世に知られる名となった。オリジナルの1台は行方不明になっているが、メルセデス・ベンツがレプリカを製作し、2019年のぺブルビーチにて初めてドライブされる。



なぜSSKLがシルバーに塗られたのかというと、レースの前にユニークなカラーを塗る時間が無かったためにメタルむき出しのままにされたのだ。流線型で無駄のないボディは、優れたエアロダイナミクスを持ち、その後に製造される車の手本となった。

特別にデザインされたこのボディによって効力は25%減少、スタンダードボディのSSKLよりも13mph速い146mphを発揮した。最初は、"キューカンバー"と呼ばれていた。



エアロダイナミクスだけがその速さを実現させた要素ではなかった。SSLKはメルセデス Sシリーズの中で最も軽量で、その重さはSSKモデルより275パウンドの軽量化が図られた。フレームに穴を空けるなどして実現されたという。7リッター 直列6気筒エンジンは、237馬力を発揮しスーパーチャージャー付きだと296馬力を発揮した。


今回製造されたレプリカは、オリジナルと同様に軽量フレームが用いられ穴も空けているという。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで既に公開されているが、ぺブルビーチ・ツール・デレガンスで初めて走行する。

オクタン日本版編集部

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