ドバイの極限環境下で実施された新型ディフェンダーの走行テスト

Land rover

ランドローバーは、2019年後半に予定しているワールドプレミアに先駆け、新型ディフェンダーのテストプログラムとして、ドバイにある国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の国際車両拠点を訪れ、あらゆる地形を走破するオフロード専門家によるテストプログラムを実施した。
 
今回のテストプログラムでは、新型ディフェンダーのプロトタイプで起伏の激しい砂漠のなかでも路面の柔らかい砂丘、急な上り坂、険しい斜面、見通しの悪い丘の頂上などをものともせずに走破した。さらに、気温が40度を超えるなか、ジェベルジェイス・ハイウェイの有名なヘアピンカーブも走りきり、2,000m級の山であっても新型ディフェンダーは快適で確かなハンドリングを提供することを実証したのであった。
 
初めての特定用途向けランドローバーがこの地域で移動診療所として活動を開始した1954年から、ランドローバーとIFRCは65年にわたってグローバル・パートナーシップを続けている。ランドローバーは、その節目となる2019年、創設100周年を迎えるIFRCとさらなる3年間のパートナーシップを締結し、インド、メキシコ、オーストラリアなどで防災・災害対策の取り組みを支援していくとのこと。


 
IFRCの国際車両&ロジスティクス・チームの責任者であるIlir Caushaj氏は次のようにコメント。
「私たちは、地球上で最も険しい道やたどり着くのが困難な地域で活動しているため、あらゆる備えが必要です。危機に瀕していて支援の必要な地域、それが世界中の誰であれどこであっても到達できるランドローバーと、1954年から長期的な協力関係を築けていることを誇りに思います」
 
ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターである、ニック・ロジャースは、「ドバイの砂丘は、ランドローバー史上最もオフロード走破能力に長けた『DEFENDER』のパフォーマンスを検証するのに最適な場所です。タイヤの全径は最大815mmあり、接地面積が非常に大きく、そして様々な地形をモニターして最適なトラクションを配分するため、オフロードおよびオンロードで優れた走りを発揮します」と話した。

 
これまで、新型「DEFENDER」プロトタイプは120万kmを超える走行テストを実施しており、ケニアでは野生動物保護に取り組む慈善団体「Tusk」と1週間におよぶテストを行ったほか、「Goodwood Festival of Speed」ではダイナミック走行も披露した。本格的に披露される日を楽しみにしよう。

オクタン日本版編集部

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