東京で見られる貴重なシトロエン各モデル紹介!

CITROEN

シトロエンが現代に至るまで築いてきた歴史を直接見て実感できるため、プジョー・シトロエン・ジャポンは、9月17日(火)から23日(月・祝)まで、日本独自のシトロエン創業100周年記念イベント「シトロエン・センテナリー・ ギャザリング」を東京・赤坂のアークヒルズ アーク・カラヤン広場にて行う。

そこで展示される、シトロエンの歴史を象徴する歴代モデルをご紹介。記録として後世に残しておくべき、"バーンファインド"の1台も。



トラクシオンアヴァン(1951年式)

シトロエン100年の歴史において、"前衛"を体現したのがトラクシオンアヴァンであった。自動車産業を圧倒的にリードしていたアメリカから用いられた技術が多いが、ヨーロッパで誕生した前輪駆動とモノコックボディをいち早く採用。このように新技術も盛り込まれ、まさに欧米の自動車最新技術の集大成といえる。その後数十年の自動車技術をリードする存在に。



2CV AZ(1955年式)

素朴ではあるが汎用性に富み、洗練された画期的な車になった。巻き取り式のキャンバストップと取り外し可能なハンモックシートによって、山ほど荷物を積み込むことができる。前輪駆動で、前後関連懸架式の四輪独立式サスペンションは独自に開発したもの



DS 21パラス(1968年式)

トラクシオンアヴァンの後継車に相当するのがDS。"アート"として表現されることが極めて多い、自動車デザイン界に革命を起こした1台といえよう。その宇宙船のようなデザインは、建築学を学んでいたデザイナーであるフラミニオ・ベルト―ニ。1955年にパリ・サロンに展示されると、その日のうちに1万件を超える注文が入ったという歴史も持っている。


AMI 8(1978年式)

フランス語で「友だち」を意味する"AMI"。Aは2CVのコードネームで、その派生モデルであることを表している。MはMilieuの頭文字で、「中間」を意味し、2CVとDSの格差を埋めるために作られた。デザインはDSと同じ、フラミニオ・ベルト―ニ。


SM(1975年式)

2ドアクーペとして抜群の優美さとスポーティーな雰囲気を兼ね備え、エキゾチックカー全盛の時代に独自の存在感をはなっていた当時の経営者ピエール・ベルコの采配でシトロエンはマセラティを傘下に収め、マセラティ製V8エンジンの2気筒を削るというやり方で、SM が切望していた高性能エンジンを手に入れた。


GS ビロトール(1974年式)

1971年にはシトロエンとしては初めて、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した大衆車がGSであった。はじめて一般向けにロータリーエンジンを搭載したモデルがGSビロトールであるが、コストの面から1年足らずの生産期間となったために残っている車両は特に貴重。


CX 25GTI (1987年式)

GSに続いて、1975年にヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。空力を意識してデザインされ、車名空気抵抗係数を意味する記号「Cx」から付けられているという。


BX 16TRS(1986年式)

シトロエン独自の足回り技術とスタイルが、死守されてPSA傘下で生み出されたモデルがBX。プジョー305より長い2655mmのホイールベースに架装されるボディスタイリングは、ベルト―ネ時代のマルチェロ・ガンディーニが手がけたもの。



エグザンティア SX(1997年式)

BX の後継車として1993年にデビューしたエグザンティア。ベルトーネのマルク・デシャンが指揮したスタイリングを持つ。内装も1 本スポークのステアリングを廃止するなど、一般的なデザインに変えられ他国でのマーケットを意識した1台。



タイプH(年式不明)

終戦後いち早く発表されたシトロエンがこのタイプH。大がかりなプレス機械が必要な曲面デザインを廃し、薄い鉄板でも強度が出るようにコルゲート処理をキャビン部分まで施した運転室と荷室の間に隔壁がなく立って移動できることや、側面のドアがスライド式になっているなど、ユーザーのニーズへ応えている。


C6(2008年式)

シトロエンらしさのルネッサンスの集大成ともいえるのが、2005年に発表されたC6。現代的に凝ったデザイン技法が用いられていた。サスペンションには、最新バージョンのハイドラクティブプラスⅢが採用された。



C4カクタス(2017年式)

現代のシトロエンにとってアイコン的な存在とも言えよう、エアバンブをはじめて搭載したモデルがC4カクタスであった。2013年にはコンセプトカーとして発表され、2014年に実車が販売される。


自動車界の歴史において様々な影響を及ぼした、シトロエンが辿ってきた道を感じていただきたい。


シトロエン・センテナリー・ギャザリング
開催期間: 9月17日(火)~23日(月・祝)10:00~20:00
※グッズ販売と試乗は17:00まで
「モーニングクルーズスペシャル~シトロエン~」 7月23日(月・祝)7:30~
パレードラン  9月23日(月・祝)9:30~10:30
イベントメイン会場:アークヒルズ アーク・カラヤン広場 東京都港区赤坂1-12-32                       
パレードランスタート会場:代官山 蔦屋書店駐車場 東京都渋谷区猿楽町17-5
事務局連絡先:03-5790-9035(株式会社SHIRO内)
イベントURL:www.citroen.jp/centenary_gathering/

オクタン日本版編集部

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