ミニ60周年を祝い集まった60台がグッドウッドで激戦を繰り広げる!

Photography: Drew Gibson, Jayson Fong, Toby Adamson, Jochen Van Cauwenberge


 
ミニの一群はその後、サイティング・ラップにむけてコースに向かう前に、ステージ・エリアへと移動した。ずらりと並ぶ顔ぶれに、「このレースは一筋縄ではいかなそうだ」と会場の期待が高まる。満を持して第1予選スタートのフラッグが振り下ろされると、イアン・カーリーがダレン・ターナーやトム・ブロンクビストらを抑えてトップに躍り出た。

続いて2位を競り合っていたビル・ソリスがトム・ブロンクビストに接触してしまう。緊張が走る中、かのスティグ・ブロンクビストを父に持つトムは、WRCチャンピオン、マジウィック・コーナーで車体をコース外に向け、奇跡的に危機を回避。しかし順位は6位に下がる。一方、ビル・ソリスは体制を立て直したものの、新世代を切り開く若手のベン・ハットンとの競り合いからセント・メアリズ・コーナーでタイヤ壁へと突進し、レース続行は叶わなかった。
 
首位を保つイアン・カーリーは後続を引き離す。2位に続くのは第3世代レーシングドライバーであるクリス・ミドルハーストだが、ベン・ハットンもこのポジションの競り合いに挑む。元ジネッタのドライバーであるベン・ハットンは、セント・メアリズ・コーナーの左方面へのカーブ地点に向けて遅まきながら突進をしかけた。しかし、アドバース・キャンバー状のコーナーでコースの縁にぶつかり、二輪走行状態に。スネッタートン・スピード・ショップでエントリーしていたクリス・ミドルハーストの車体が、ライバルであるベン・ハットンの横転を防いだものの、このトラブルからリアサブフレームにトラブルを抱え、リタイアに追い込まれた。



同様にリタイアしたベン・ハットンは、後にドライビング・スタンダード・オフィサーのマーティン・ドネリーから事情聴取を受けることになった。イアン・カーリーは首位でホームに入り、0.78 秒差でラース・エコーネスも印象深いフィニッシュを飾った。グッドウッドは初めてだったトム・ブロンクビストはその後の応戦で3位を、そしてダレン・ターナーが4位を収めた。イアン・カーリーはレース後に、「素晴らしいスタートを切れたので、そのまま運転に集中した。初勝利は心から嬉しい」と語っている。
 
第2予選では、ニック・パドモアとニック・スウィフトの間で接戦が繰り広げられた。フィールド上の様々な白熱バトルの中でも、観衆の注目を集めたのはトップを競う二人のニックだ。友人同士でもある二人は、スタート直後から抜きつ抜かれつ競い合って首位争いを進めながら、「出場者の中で一番年長で、一番太った男」と自称するジョナサン・ルイスを引き離す。最終周では、ラヴァント・ストレートの直進コースでニック・パドモアがトップを走っていたものの、ウッドコート・コーナーでわずかに遅れをとり、ニック・スウィフトが首位をかすめ取る結果となった。

続いて、ジョナサン・ルイスが12秒遅れて3位を収めた。4位は、元ミニ・セブンのチャンピオンで、BTTC(イギリスツーリングカー選手権)のスターでもあるパトリック・ワッツだ。

編集翻訳:伊東和彦(Mobi-curators Labo. ) Transcreation: Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.) 原文翻訳:フルパッケージ Translation: Full Package Words: Richard Heseltine 

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