フランク ミュラー トノウ カーベックス パーペチュアルカレンダーの新作が登場

2017年にアニバーサリーモデルとして登場し、人気を博した“2851”コレクションに、複雑機構“パーペチュアルカレンダー”を搭載した ステンレススティールモデルが登場。

ブランド創設初期に生産された2851ケースは“トノウ型の代表作”としてFRANCK MULLERのイメージを牽引する時計として使われており、また、パーペチュアルカレンダーは1990年代初期の“看板”モデルに搭載されていた複雑機構の一つであった。2851ケースは、現行のトノウケースよりも細長いシェイプにデザインされています。文字盤はホワイトマット仕上げに黒のビザン数字のレタリングがこれ以上ない絶妙なバランスでレイアウトされ、ケースの四隅に向かって放射状に傾斜がある文字盤が、美しい立体感を生んでいる。

パーペチュアルカレンダーは、2100年までのカレンダー=暦を正確に指し示すことができるよう、大と小の月はもちろんのこと、4年に1度の閏年など、機械式のムーブメントに完璧に組み込まれている機構だ。たとえば、月名を表示する歯車は1年で1周、閏年を表示する歯車は4年に1周するために、つねに緻密な動作を受け持つことになる。

これとは対照的に、ムーブメントの心臓部は、1年間に10億90万回以上ものビートを打っている。つまり、ムーブメントの歯車は、1個1個がそれぞれの役割を担い、それぞれの機能は歯車の歯の数によって分担されているのだ。秒、分、時間を表示する歯車は、互いに噛み合って時刻を表示するように調整されている。

パーペチュアルカレンダーは、この一連のギア・トレインに、日付、曜日、月名、閏年のそれぞれの歯車が連動していく。この超複雑な機構を備えた腕時計は、人が時を知るうえで、その最小単位である秒から最大単位の年まで、そのすべてを完璧に内蔵し、さらに月齢を知らせるムーンフェイズまで表示できるため、まるで腕時計のなかを小さな天体が運行しているかのよう。

1582年から始まり、今なお用いられているグレゴリオ暦による、人の作った“時”の巡り。フランク ミュラーは、わずか5センチの腕時計の中に、100年という人の一生以上の時間を刻々と刻み続ける機構を搭載した。「トノウ カーベックス パーペチュアルカレンダー25th」は、四季を感じ、有限の時を人と同じように刻み続ける。そこには、一つの人生を共に語る時計として、誰よりも時を愛し、固定概念と闘ってきた正真正銘の創造者ならでの哲学が込められている。

トノウ カーベックス パーペチュアルカレンダー 25th
473万円(税抜き)
[自動巻き、時、分、パーペチュアルカレンダー、ステンレススティール、ステンレススティールブレスレット、25本限定]

オクタン日本版編集部

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