子供による、子供のための 2つのユニークピース H.モーザーより誕生

Octane Japan 編集部 ｜ 2019.10.03

H. モーザー社とRoom to Readのパートナーシップは、ロンドンおよびチューリッヒで開催される 2つの祝賀会を通してより強固なものとなるであろう。また、会場では、ルーム・トゥ・リードと、教育を通して数百万人の子供たちの生活向上を図り非識字や男女差別のない世界を目指すというそのミッションに賛同し、シャフハウゼンを拠点とする当マニュファクチュールが特別に制作した2つのユニークピースがオークションにかけられる。

この2つの時計の制作にあたり、H. モーザー社は、インドおよびスリランカのルーム・トゥ・リードによる Literacy Program(識字教育プログラム)の支援を受けている子供たちに協力を仰いだ。完成したユニークピースのダイアルには、参加した子供たちの絵がアーティストの手描きによって複製されている。



ルーム・トゥ・リードは、World Change Starts with Educated Children®(世界は子供の教育によって変わる)という信念のもとに設立された国際組織で、これまでに16カ国および3万7000の地域で 1,680 万人以上の子供たちを支援してきた。H. モーザー社とルーム・トゥ・リードには、共通のビジョンがある。つまり、教育は変化の鍵であり、世界をより良い場所になるように全員が力を合わせるための手段であるという考え方だ。

責任感や行動変革の重要性を啓蒙することは、地球および来るべき世代にとってのより輝かしい未来につながる。H. モーザー社は、ルーム・トゥ・リードとのパートナーシップを強化するために、特別なユニークピースを制作した。ルーム・トゥ・リードの力を借りて、インドとスリランカのルーム・トゥ・リードの教育的支援を受けている2クラスの若い生徒たちに依頼し、自由な想像力で絵を描いてもらったもの。



最終的には、色遣いの美しさや構図のすばらしさから、アリフとカスンという少年の絵が選ばれた。アリフとカスンは、学校の中でも外でも勤勉な生活態度を送っており、それと同じくらい熱心に絵にも取り組んだという。彼らの夢は医者になること。どちらの少年も、自分の作品が2つのユニークピースのダイアルに描かれる絵に選ばれたこと、そしてそれが教育を通したより多くの子供たちの支援につながることを喜び、また誇りに思っている。



H. モーザー社は、時計のダイアルに手描きでこれらの絵を再現してもらえるようアーティストに依頼した。依頼されたアーティストは、細い筆を用いて、心を込めて持てる技能のすべてを活かし、原画の大胆な色遣いや構図を含めてできる限り忠実に子供たちの作品を複製した。カスンの作品の複製には2日、アリフの作品の複製には3日がそれぞれ費やされている。どちらのモデルもルーム・トゥ・リードの理念に賛同してオークションにかけられる予定。

これは同時に、持続可能な開発に対する H.モーザー社の取り組みが注目を集めるすばらしい機会ともなる。2つともエンデバー・センターセコンド・オートマティック モデルで、10月3日にロンドンで、11月9日にチューリッヒで催されるルーム・トゥ・リード主催の晩餐会で披露される。

同イベントの招待客には、ロンドンではカスンデザインモデル、チューリッヒではアリフデザインモデルに入札する機会が与えられる。H.モーザー社のこの企画に加え、ルーム・トゥ・リードでは、購入されるスリランカの子供のための本およびインドに開設される図書館にこのユニークピースの落札者の名前を掲げることにしているとのこと。

オクタン日本版編集部

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