F1ドライバーがデザインしたカートも登場!|Red Bull Box Cart Race Tokyo 2019

(c) Jason Halayko / Red Bull Content Pool

鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリから遡ること1週間前、東京・よみうりランドではもうひとつの熱いレースが行われていた。「Red Bull Box Cart Race Tokyo 2019」である。主催者みずからが「おバカなレース」と形容するだけあって、いい意味でとても「クレイジー」なレースだ。動力を搭載しない手作りのマシンで坂を駆け下り、そのタイムとパフォーマンスで順位が決まる。タイムだけではないところがこのレースの特徴で、いかに本気で「おバカ」になりきれるか?が勝負の分かれ目ともいえる。
(c) Jason Halayko / Red Bull Content Pool

(c) Keisuke Kato / Red Bull Content Pool

(c) Keisuke Kato / Red Bull Content Pool

日本での開催は今回で4回目を迎え、参加者のみならず観客側も楽しみ方を熟知してきたようだ。それぞれに趣向を凝らした参加車両とそのパフォーマンスを、観客も一緒に心から楽しみ盛り上げている。

パフォーマンスといえば、審査員についても触れておきたい。高梨沙羅選手(スキージャンプ、レッドブル・アスリート)、Ami(世界No.1 B-Girl、Red Bull BC One World Final2018 初代B-Girlチャンピオン)、ワクワクさん(NHK教育テレビ「つくってあそぼ」など)、Matt(アーティスト)といった個性的な面々に加え、レッドブル=F1=ホンダ、ということで山本雅史ホンダF1マネージングディレクターもジャッジとして参加した。

(c) Jason Halayko / Red Bull Content Pool

F1日本グランプリ開催直前ということもあり、レッドブル・レーシングの2名のドライバーがデザインしたカートも登場した。カーナンバーはもちろんF1と同じ。F1マシンタイプのカート(No.33)はマックス・フェルスタッペンがデザインし、大阪にあるホンダテクニカルカレッジ 関西の生徒たちが制作した。アレクサンダー・アルボンがデザインしたのはヘルメット型のもの(No.23)で、こちらは埼玉にあるホンダ テクニカル カレッジ 関東の生徒が制作を担当。レッドブル・レーシングとホンダのパートナーシップは、ここでも活かされているのだ。


フェルスタッペンによるF1マシン型カートのデザイン画。

アルボンによるヘルメット型カートのデザイン画。


F1ウィークで来日した際、自分たちがデザインしたカートの実物を見た両ドライバーは、お互いのカートについてコメントしあったという。次回はデザインだけではなく、ぜひドライバーとしても参加してもらいたいものだ。

(c) Jason Halayko / Red Bull Content Pool

ちなみに、この「おバカなレース」、Red Bull Box Cart Race 2019の出走台数は57台、来場者は約7000名。アイデアとユーモアにあふれ、年々盛り上がりを増すホットでクールな楽しいイベントが次回また日本で開催される日が待ち遠しい。

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