テスラが生み出す家庭用蓄電池│1台で家族の危機を救うシンプルなアイテム

Tesla

“テスラ”と聞けば、“電気自動車”のイメージを持つかもしれないが、持っている開発技術を用いて家庭用蓄電池“Powerwall”や、家庭用ソーラーパネル“Solar Roof”などの製造も行っているメーカーなのだ。

その中でも、“Powerwall”は、家庭で使い切れなかった太陽光発電による電気を蓄電し、太陽が沈んだ後でも、太陽光によるクリーンな電力を使うことができる蓄電池だ。台風や地震などによる万が一の停電時も、Powerwallが電気を送り続け、いつも通りの生活を過ごすことができる。もちろん、所有している電気自動車へエネルギーを供給することもできる。

では、具体的にはどれほどのエネルギーを貯めておくことができるのであろうか。Powerwallは13.5kWhで、4人世帯が消費する約1日分の電気を蓄電することができるという。また、太陽光発電システムと連携することで、太陽光発電により発電した電気の自家消費を拡大することが可能。

台風や地震などによる停電の際には、Powerwallからの電気の供給へ自動で切り替わり、暗闇で設定変更などの必要もない。また、分電盤全体をまるごとバックアップできるため、停電時にも家中のコンセントを普段通り使うことができるという。 出力は5kWと高く、電子レンジやドライヤーなど高出力が必要な家電製品もPowerwallからの電気だけでいつものように暮らせるのだ。エアコンやIH調理器などの200V機器も利用できる優れもの。

設置においても、ケーブルがないため置くだけのとても簡単な流れのみ。音も静かで、メンテンスも不要だという。

また、テスラアプリからいつでも、どこからでも、Powerwallや太陽光発電システムの稼働状況、家庭内の電気の使用状況などをモニターできるだけでなく、運転モードの設定変更も可能となっており、時代の進歩を感じざるを得ないポイントでもある。

そしてこの度、自然災害被害の多い日本にも導入されることが決定した。現在は予約受付中で、設置は2020年春より開始予定。

オクタン日本版編集部

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