日本の着物をイメージしたカラーリングのマシンが日産より発表

NISSAN

ABB FIA フォーミュラE選手権のシーズン6開幕に先駆け、日産は新しいカラーリングを採用したマシンを公開した。赤、黒、白の3色でデザインされた新しいカラーリングは、日本の着物から着想を得ているものだ。また、同じテーマで新しいカラーリングを施したEVレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」もあわせて公開。

新しいデザインのコンセプトは、世界の主要市場で働く約40人の社内デザイナーから募り決められた。日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員のアルフォンソ アルバイサは、「私たちデザインチームは、フォーミュラE参戦2年目を戦うマシンに、日本の伝統と日産の優れたテクノロジーDNAを称える新しいカラーリングを提案しました。日産のレースを象徴する赤、黒、白の3色を着物のパターンのように重ね合わせ、ダイナミックで力強い印象を与えるデザインとしました」と述べた。



日産はそのEV技術と「ニッサン インテリジェント モビリティ」が提供する優れたパフォーマンスを訴求するため、シーズン5よりフォーミュラE選手権に参戦している。そして、デビューイヤーとなったシーズン5では、第12戦での初勝利を含め6度の表彰台獲得と、シリーズ最多となる6度のポールポジション獲得、全戦でスーパーポールシュートアウトに進出、そしてチームランキング4位という、素晴らしい成績を収めた。ドライバーのセバスチャン ブエミとオリバー ローランドは、シーズン5に引き続き、シーズン6においても日産e.damsチームのマシンをドライブする。

日産は、新シリーズのレギュレーションに沿って、シーズン6に向けたパワートレインを新開発。これは、シーズン5で素晴らしい結果を残した日産のデュアルモーターシステムの後継となるものである。

「参戦2年目となる今年は、デビューシーズンより難しいチャンレンジもあるだろうと考えています。シングルモーターへの変更に伴い、オフシーズンには多くのやらなければならないことがありました。シーズン5で学んだすべてのことを活かしてパッケージを改良するとともに、バッテリーとエネルギーのマネジメントをさらに重視していきます」と、日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル カルカモは語った。

日産e.damsチームは先週、スペインのバレンシアで行われたシリーズのプレシーズンテストに参加した。3日間を通じて、すべてのセッションでトップ10に入るタイムを記録し、順調にテストを終了した。

フォーミュラEでポールポジション獲得回数、ファステストラップ獲得回数、優勝回数の最多記録を誇るセバスチャン・ブエミは、「昨シーズンは、ドライバーズランキングで2位という素晴らしい成績を残すことができました。今シーズンの目標はチャンピオンになることです」とコメント。

昨シーズン、ルーキーでありながらポールポジションを3回、表彰台を2回獲得したオリバー・ローランドは、「ルーキーの私を選んでくれた日産に、本当に感謝しています。再び日産のマシンをドライブし、さらに前進することを楽しみにしています」と話した。

新シーズンは全14戦(12都市)でチャンピオンシップを争う。2019年11月22日~23日にサウジアラビアのリヤドで行われるダブルヘッダーイベントで開幕し、2020年7月25日~26日にイギリスのロンドンで行われるダブルヘッダーイベントが最終戦を迎える。

オクタン日本版編集部

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