2019年「ゴールデンステアリングホイール賞」大型SUVクラスで電気自動車が1位に

Audi

2019年の「ゴールデンステアリングホイール賞」が発表された。この賞では、欧州20か国以上で販売されている自動車雑誌「Auto Bild」の数百万の読者と「Bild am Sonntag(ビルド日曜版)」の読者が、好みの車に投票し、最終審査対象車が21台(7部門、各3台ずつ)に絞られる。

その後、レーシング・ドライバーのマティアス エクストロム、元F1ドライバーのハンス-ヨアヒム シュトゥックや、著名なモータージャーナリスト、自動車専門家で構成される審査員たちが、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ラウジッツリンク)サーキットで対象車のドライビング・ダイナミクスやコネクティビティ、デザイン、所有コストを徹底的に比較テストし、受賞車が決定される。


つまり、「ゴールデンステアリングホイール賞」を獲得する車は、日常ユースにおいても優れた実用性とパフォーマンスを備えているといえるのだ。

今回、アウディは2つのクラスでアワードを受賞。Audi A1 Sportbackは、「スモールカー」クラスで、電気自動車のAudi e-tronは、「大型SUV」クラスで、それぞれ最も高い評価を獲得した。最終選考にノミネートされたモデルは、ドイツの自動車雑誌『Auto Bild』(アウトビルト)、ヨーロッパで発行されているその提携誌、ドイツの日刊紙『Bild am Sonntag』(ビルト アム ゾンターク)の読者投票によって選ばれた。最終選考に残ったモデルは、国際的な審査委員会によって評価され、それぞれのクラスの優勝モデルが決定されたのだ。

11月12日にベルリンで行われた授賞式で、AUDI AG技術開発担当取締役のハンス-ヨアヒム ローゼンピエラーは、次のように述べた。「栄誉あるアワードを2つのクラスで受賞することができて、大変光栄です。ゴールデンステアリングホイール賞は、自動車業界の人間であれば、誰もが欲しいと思っている賞です。特に、電気自動車のAudi e-tronが、内燃エンジンを搭載した従来型のクルマを退けて1位を獲得したことを嬉しく思っています。これは、私たちの電動化戦略が、正しい軌道に乗っていることを証明するものです。Audi A1の受賞は、私たちが市場に投入した新世代のクルマが、多くの人々に支持されたことを示しています」

「大型SUV」クラスを獲得したe-tronは、他の内燃エンジン搭載車を抑えて1位を獲得。広々とした室内と優れた快適性、毎日のドライブに適した航続距離を融合している電気自動車である。電動SUVのAudi e-tronは、カメラベースのエクステリアミラーを搭載した最初の量産車で、高出力充電に対応し、最新世代のquattroテクノロジーである電動4輪駆動を搭載することによって、アウディのスローガンである「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)を具現している。

ミッドサイズSUVでは、ジャガーのI-Paceがベストを受賞。電気自動車が持つ可能性に期待したい。

オクタン日本版編集部

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