マツダ ロードスター レストア完成5号車が再びオーナーのもとへ

octane Japan

ドイツをはじめとし、ヨーロッパ諸国では、"古い車を長く乗り続ける"という文化が根付いている。そのような、「物を大事に受け継いでいく」文化を日本においても盛り上げるため始まったプロジェクトが、マツダの"NA ロードスター レストアサービス"である。

「長く愛されてきたクルマを愛でる文化を育てたい」という願いのもと、2015年より実現へ向けて計画が進められ、2017年12月13日にひとつの事業として発表されたものだ。レストア受け入れをはじめ、この2年間では5台のNA6が新車のような姿へと蘇った。その5台目が実際にオーナーへ手渡される納車式が、11月27日(水)にマツダ R&D センター横浜にて行われた。この場所で納車式が行われたのは今回が初だ。

車両チェックの前には、ロードスターアンバサダーを務める山本修弘氏から直接オーナーへレストア車両について説明があり、作業工程で発見された小物なども含め手渡された。「小物が色々と残っていましたよ」というのに対し、オーナーの板垣さんは「そんなものも残っていましたか!」と嬉しい驚きを見せていた。



この1991年製ロードスターを購入した時は30代前半であったとのこと。購入してからは、ずっと屋根有りのガレージの中でボディカバーをかけており、毎日のように走らせていたわけではなかったため走行距離は4万kmほど。この1台を購入する決め手にもなったオープントップを活かして、天気が良い時は海の方などにも長めのドライブに出ることもあったそうだ。

テュフラインランドジャパン株式会社の栗田氏から、クラシックガレージ認証書を授与され、いよいよ下回りのチェックのためジャッキアップへ。ホイールとタイヤ以外はすべてレストアされており、トランスミッションなども新品に換装されている。ボディパネルはリアフェンダー以外は新品だ。



そして、エンジンルームを開けると、そこには美しいエンジンの姿が。これには、板垣さんも「素晴らしいですね!」とコメント。さらには、各所に貼られているシールの数々も復刻されている。細かいところまでが甦らせる対象なのだ。





エンジンをかけてみて、板垣さんが発した第一声は「振動がとっても良い!全然違いますよ」という言葉であった。ワンオーナーで保有してきた愛車のへたりが気になり、レストアに出したいとは以前より考えていたそう。最低でも全塗装はしたいと感じていて、内機系もどこかショップ店に出そうと思っていた。しかし、マツダがこのレストアサービスを行っていることを知り、説明会に足を運んだという。そして、申し込み入庫へ。「これをレストアする費用で新しい車も買えるけれど、この車はもうこれしかないから」と話す姿が印象的だった。

オクタン日本版編集部

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