英国のモータースポーツ黎明期の雰囲気を!都心近くでヴィンテージマシンがレース

Photography: Tomonari

普段はフランスからお送りしているが、ただいま1年ぶりに日本に一時帰国中!ということで、今回は日本から。2019年冬の開催で15回を迎えたクラブマンレース、サイドウェイ・トロフィーにお邪魔した。舞台となるのは都心から最も近いサーキット袖ケ浦サーキットで、アクセスもしやすく、何よりもこのレースの参加者がみな紳士淑女で、とても雰囲気の良いレースなのだ。


耐久レースはやはりル・マン式スタート。

天気は今年最も天候の悪い千葉と言うこともあり青空がでたと思うと真っ暗になって土砂降り、かと思うとまた青空。そんなところまで英国の演出になっているような気がしてしまった。


セブリング40m トロフィー。ドライバー交代が義務づけられた40分耐久レースに向かう1966年マーコス。本降りの後の出撃だ。

主催が英国車を専門とするショップのパルク・フェルメということもあり、参加車両の多くが英国車。二輪四輪共に、みんなが楽しめるのにちょうどいい参加台数。それに加えて、自作のサイドカーを含んだ三輪がある。それぞれのマシンが、このイベントにマッチしたスタイルなのも何ともいい感じ。何より参加者がみんな仲間で楽しそう。


1956年BSA DBD34 ゴールドスターの朱山氏。エヴァオークのヘルメットにゴーグル!ヴィンテージバイクに乗るならこのスタイル!
 
本来、四輪が主役なのだろうが、どうもバイク達の方が気になってしまった。今回は、バイクをメインに写真を楽しんでいただきたい。何よりも、このイベントの雰囲気をお伝えしたいのだ。英国のスタイルのクラブマンレース。ツィードのジャケットの身をつつみ参加するのもよし、一日この雰囲気を楽しみに観戦するのもよし。見るのも、参加するのも楽しいのだ。


イタリア勢が英国車を追撃!


1972年シーリー G50!速い!立花氏。

次回の開催は、2020年5月31日を予定している。お楽しみに!

Photography & Words: Tomonari SAKURAI

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